高度化推進事業・戦略的研究基盤形成支援事業
高度化推進事業は、私立大学における研究基盤の整備及び研究機能の高度化を図るため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的な支援を行うものである。
本事業の区分として、「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」、「学術フロンティア推進事業」、「バイオ・ベンチャー研究開発拠点整備事業、産学連携研究推進事業」、「オープン・リサーチ・センター整備事業」がある。
戦略的研究基盤形成支援事業は、私立大学が、各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、 研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業である。
本事業の支援区分として、「研究拠点を形成する研究」、「地域に根差した研究」「大学の特色を活かした研究」がある。
戦略的研究基盤形成支援事業
【支援区分:研究拠点を形成する研究】
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成27年度 | 医学部 総合医学研究所(免疫・アレルギー学グループ) |
難治性免疫・アレルギー疾患の病態の解明と新規治療法の開発 | |
平成26年度 | 大学院工学研究科 | Active agingを支援するバイオメディカル工学の研究拠点‐福島県の震災復興に貢献する医工連携研究‐ | 終了 |
医学部 総合医学研究所(細胞治療研究グループ) |
脱分化脂肪細胞を用いた細胞治療の臨床応用に向けた橋渡し研究 | 終了 | |
動物医科学研究センター | グローバル化社会における動物由来感染症制御のための国際共同研究と若手研究者育成 | 終了 | |
平成25年度 | 理工学部理工学研究所 | 超短時間光・物質相互作用の理解・制御が切り開く新材料・物性・デバイスの探索と創生 | 終了 |
大学院歯学研究科 | 細胞移植による口腔感覚機能回復を目指した基礎研究の拠点形成 | 終了 | |
生物資源科学部 | 被災農地を活用した再生可能エネルギー産業創生のための生物系―工学系連携拠点の構築 | 終了 | |
平成24年度 | 医学部総合医学研究所 (システム神経科学グループ) |
ニューロモデュレーションセンターの構築と医療関係 | 終了 |
平成23年度 | 医学部総合医学研究所 (先進医療開発グループ) |
ゲノム化学に基づく先進医療研究開発拠点 | 終了 |
平成22年度 | 医学部総合医学研究所 (感染制御グループ) |
インフルエンザウイルスと口腔・気道細菌との相互作用の機序と呼吸器疾患重症化の病態の解明 | 終了 |
大学院歯学研究科 | 口腔感染を誘因とする難治性全身疾患発症機序の解明と疫学調査拠点形成 1.歯周病を誘因とする感染症及び難治性全身疾患の疫学調査 2.歯周病を誘因とする感染症及び難治性全身疾患の発症機序の解明 3.免疫学及び分子生物学的手法を用いた予防・治療法の開発 |
終了 | |
平成21年度 | 文理学部自然科学研究所 | 構造制御および電子状態制御に基づく新物質の開発 | 終了 |
大学院工学研究科 | グローバルネットワークによる次世代医療機器開発とバイオメディカル工学研究拠点形成 | 終了 | |
生物資源科学部動物医科学研究センター | 人獣共通感染症の戦略的国際疫学研究の推進と若手研究者の実践的育成 | 終了 | |
平成20年度 | 医学部総合医学研究所 (炎症,免疫・アレルギーグループ) |
炎症と難治性免疫・アレルギー疾患の分子細胞医学 1.免疫細胞を標的にした炎症と免疫・アレルギーの分子細胞医学 2.難治性免疫疾患に対する細胞・遺伝子治療法の開発 3.生殖免疫 |
終了 |
大学院松戸歯学研究科 | 口腔器官・組織の機能維持・再生のための分子基盤 | 終了 |
【支援区分:地域に根差した研究】
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成24年度 | 工学部工学研究所 | 福島県発の災害に強く自立共生が可能な住環境の創生に関する研究 | 終了 |
平成20年度 | 生産工学部生産工学研究所 | 地域生活に安全・安心を与えるための建造物の高耐震化・再生化技術とヘルスモニタリング技術の応用に関する研究 | 終了 |
総合医学研究所 (システム神経科学グループ) |
脳卒中後遺症の分析と制御 | 終了 |
【支援区分:大学の特色を活かした研究】
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成22年度 | 文理学部情報科学研究所 | 東アジアにおける都市形成プロセスの統合的把握とそのデジタル化をめぐる研究 | 終了 |
ハイテク・リサーチ・センター整備事業
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成19年度 | 生物資源科学部生命科学研究所 | ゲノム科学的アプローチによる生命共同体の包括的理解と制御法への応用 | 終了 |
大学院薬学研究科 | メタボリックシンドロームの予防ならびに治療に対する生体リズムを基盤としたアプローチ | 終了 | |
平成18年度 | 大学院工学研究科 | 医工連携による次世代医療機器開発とバイオメディカル工学産業創出拠点形成 | 終了 (継続事業) |
平成17年度 | 生産工学部生産工学研究所 | グリーン・サスティナブルな先端有機材料の高機能化と高選択的分離分析システムへの展開 | 終了 (継続事業) |
平成16年度 | 大学院理工学研究科 | アトムテクノロジーを指向したナノ構造融合化材料の創製 | 終了 (継続事業) |
平成15年度 | 大学院医学研究科 | ヒトの疾病に対する分子医療の確立 1.受容体の機能解析と細胞の分化・脱分化に関する臨床応用へ向けた総合的研究 2.免疫・アレルギー疾患の病因、病態、治療法に関する分子医学的研究 3.幹細胞を用いた細胞再生遺伝子治療 |
終了 (継続事業) |
平成13年度 | 大学院工学研究科 | 次世代医療診断装置及び計測技術の開発に関する研究 | 終了 |
構造制御設計法による機能性材料の研究開発 | |||
平成12年度 | 大学院総合基礎科学研究科 | 先端的手法を用いた高度機能性材料の創製と研究 | 終了 |
物質科学的手法によるバイオマテリアルの創製と機能 | |||
エネルギー循環システムとしての地球環境変動の高精度解析手法の開発 | |||
生産工学部生産工学研究所 | ヘルスモニタルリング技術による先端材料と構造の社会的環境保全とライフサイクルアクセスメント(LCA)技術の確立 | 終了 | |
環境保全に役立つ技術とサステイナブルな先端有機材料の開発 | |||
自然環境における複雑現象の解明とその先端科学技術への応用 | |||
平成11年度 | 大学院理工学研究科 | バイオミメティックプロセスによる構造融合化材料の設計と創製 | 終了 |
低次元化合物および人工格子の基礎物性と応用 | |||
微細圧電素子センサーの開発 | |||
平成10年度 | 大学院医学研究科 | 受容体の機能解析と細胞の分化・脱分化に関する総合研究 | 終了 |
免疫疾患機構の解明とその治療法の開発 | |||
ヒト造血幹細胞の遺伝子治療法への応用 | |||
安定同位元素を用いた新規診断技術の開発 | |||
大学院農学研究科 | 分子生態学的手法にもとづく生物生産と環境修復に関する基礎研究 | 終了 |
※ハイテク・リサーチ・センター整備事業…文部科学省が、私立大学の優れた研究組織を選定し、そこで行われる理工・情報系及び生物・医歯系の分野における最先端の研究プロジェクトをハイテク・リサーチ・センター整備事業として支援している。
学術フロンティア推進事業
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成19年度 | 大学院歯学研究科 | 顎顔面口腔における難治性神経疾患研究の拠点形成 | 終了 |
松戸歯学部口腔科学研究所 | 歯周病による動脈硬化、糖尿病、低体重児出産の誘発機序の解明とその制御 | 終了 | |
工学部工学研究所 | 地域における社会環境基盤の保全と防災力向上を目指した戦略的なマネジメント手法の提言 | 終了 (継続事業) |
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薬学部薬学研究所 | 天然物フラクション・化合物ライブラリーの構築―細胞傷害性と保護性に基づく難病の治療薬開発を目指して― | 終了 (継続事業) |
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平成18年度 | 人口研究所 | 人口変動の決定要因、影響及び対策に関する総合的研究 | 終了 |
医学部総合医学研究所 | 癌感受性遺伝子探索、機能解析、標的評価、新規治療開発、臨床前試験を一環的に研究する拠点推進プロジェクト | 終了 | |
平成17年度 | 大学院生産工学研究科 | 生命工学を応用した資源循環型社会の構築に関する研究 | 終了 |
量子科学研究所 | 可変波長高輝度単色光源の高度利用に関する研究 | 終了 (継続事業) |
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平成16年度 | 理工学部理工学研究所 | マイクロ機械/知能エレクトロニクス集積化技術の総合研究 | 終了 |
大学院獣医学研究科 | 人獣共通感染症のサーベイランスと制御 | 終了 | |
理工学部理工学研究所 | 環境・防災都市に関する研究 | 終了 (継続事業) |
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平成15年度 | 文理学部情報科学研究所 | デジタルアーカイブ・インフラストラクチャの構築と高度利用 | 終了 |
生産工学部生産工学研究所 | 地球環境調和型新技術開発を目的とする水の高度利用に関する研究 | 終了 | |
医学部総合医学研究所 | 認知・記憶・脳内メカニズム | 終了 (継続事業) |
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大学院松戸歯学研究科 | 加齢に伴う口腔機能の発達と維持機構の解明 | 終了 (継続事業) |
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平成14年度 | 工学部工学研究所 | 中山間地及び地方都市における環境共生とそれを支える情報通信技術に関する研究 | 終了 |
薬学部薬学研究所 | 分子薬学を基盤とする新規学際的研究と臨床応用 | 終了 | |
平成13年度 | 歯学部総合歯学研究所 | 顎口腔領域の構造・機能を基盤とした先端的歯科医学研究 | 終了 |
松戸歯学部口腔科学研究所 | 歯科先端材料・先進技法による口腔機能の再構築 | 終了 | |
平成12年度 | 量子科学研究所(*) | 可変波長高輝度単色光源の高度利用に関する研究 | 終了 |
平成11年度 | 理工学部理工学研究所 | 環境・防災都市に関する研究 | 終了 |
平成10年度 | 医学部総合医学研究所 | 認知と記憶の脳内メカニズム | 終了 |
大学院松戸歯学研究科 | 加齢に伴う口腔機能の発達と維持機構の解明 | 終了 |
※原子力研究所は、平成14年3月1日付けで、量子科学研究所へ改称した。※学術フロンティア推進事業…文部科学省が、優れた研究実績をあげ,将来の研究発展が期待される卓越した私立大学の研究組織を選定し、そこで行われている他研究機関との共同研究を学術フロンティア推進事業として支援している。
バイオ・ベンチャー研究開発拠点整備事業、ベンチャー研究開発拠点整備事業、産学連携研究推進事業
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成15年度 | 大学院 医学研究科 |
光工学技術と体内埋設型刺激ディバイスを用いた脳機能異常の分析と制御 1.ヒト脳組織の光学的特性の測定と脳機能の可視光分光法による計測 2.光工学技術と体内埋設型刺激ディバイスによるヒト神経回路機能の分析 3.光工学技術と体内埋設型刺激ディバイスによるヒト神経回路機能の制御 |
産学連携 (終了) |
平成13年度 | 大学院 松戸歯学研究科 |
う蝕(虫歯)ハイリスク者の迅速検出システム及び安全なう蝕原因菌駆逐システムの開発と実用化 | ベンチャー (終了) |
平成12年度 | 大学院 医学研究科 |
多遺伝子性疾患の発症に関わる遺伝子解析技術の開発とその応用 | バイオ・ベンチャー (終了) |
新規ウイルス感染症の治療法の開発 | バイオ・ベンチャー (終了) |
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生物資源科 学部生命科学 研究所 |
未利用生物資源のエネルギー転換バイオリアクタの研究 | バイオ・ベンチャー (終了) |
※バイオ・ベンチャー研究開発拠点整備事業…文部科学省が、バイオテクノロジーの分野において、優れた研究実績を有する私立大学の研究組織を選定し、そこで行われる産学共同研究プロジェクトをバイオ・ベンチャー研究開発拠点整備事業として支援している。
※ベンチャー研究開発拠点整備事業・・・文部科学省が、ライフサイエンス、情報通信、環境分野において、優れた研究実績を有し、成果の実用化をめざした産学共同研究プロジェクトを行う私立大学の研究組織を選定し、そこで行われるベンチャー企業等との産学共同研究をベンチャー研究開発拠点整備事業として支援している。
※産学連携研究推進事業・・・文部科学省が、ベンチャー企業や地域企業(大企業を含む)等との有機的な連携の下で、産学共同研究を行う私立大学の研究組織を選定し、そこで行われる成果の実用化を目指す研究や萌芽的研究、地場産業の振興に係る産学共同プロジェクトを産学連携研究推進事業として支援している。
オープン・リサーチ・センター整備事業
採択年度 | 研究組織 | 研究課題 | 備考 |
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平成18年度 | 大学院生物資源科学研究科 | 生物資源の持続可能な利用を実現する環境総合研究の地域への応用 ―生物機能を利用した環境保全・浄化技術の地域環境での応用― | 終了 (継続事業) |
平成17年度 | 芸術学部芸術研究所 | 日本舞踊の教育システムの文理融合型基盤研究並びにアジアの伝統舞踊との比較研究 | 終了 |
大学院医学研究科 | 病原体抑制遺伝子の解明と感染症の制御 | 終了 | |
平成14年度 | 大学院生物資源科学研究科 | 海洋生物の新機能の開発に関する研究 | 終了 |
海洋生物資源の持続的生産性向上のための生態学的研究 | |||
海洋生物共生系における海洋環境の役割評価に関する研究 | |||
平成13年度 | 理工学部理工学研究所 | アジア諸国の文化遺産保護関連機関の構成と役割の分析評価 | 終了 |
アジア地域の文化遺産の修復技術・工法に関する歴史的変化の解明 | |||
アジアの文化遺産修復情報のデータベース化推進と公開手法の構築 | |||
大学院生物資源科学研究科 | 持続可能な循環を評価するための産業と社会の特性に関する基礎研究 | 終了 | |
生物の機能開発とそれによる環境保全・修復技術の開発 | |||
環境と資源のエコロジカルデザイン技術の開発 | |||
大学院グローバル・ビジネス研究科 | グローバル市場における競争的技術開発能力の育成及び具体的開発手法CFTSMの開発と普及 | 終了 |
※オープン・リサーチ・センター整備事業・・・文部科学省が、多様な人材を受け入れたり、研究成果を広く公開するなど、オープンな体制の下に、 研究を推進する優れた私立大学の研究組織を選定し、そこで行われるプロジェクトをオープン・リサーチ・センター整備事業として支援している。