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留学・国際交流

エリザベスタウン・カレッジ 堀内志穂さん(法学部)

エリザベスタウンカレッジ大学派遣交換留報告書

百聞は一見に如かずとはよくいったもので、私がこの9か月で得たものはその場でしか得られないものであった。言葉の壁や文化の壁で葛藤し、それを友人たちと乗り越え、タフな精神を手に入れることができた。また、様々なバックグラウンドを持つ友人たちと生活を共にすることで、固定概念に縛られない自由な発想で自分の将来を見つめることができた。こういった経験は過去の先輩方も仰ってきたように思われ、とても当たり前な文言に聞こえるが、本当に見た人にしかわからない発想の自由さ、見えない言葉の壁や文化の壁がある。
最初の数か月は生活に慣れることに奔走した。覚悟はできていたとはいえ、やはり言葉や文化の壁を目の前にすると臆病になる自分自身が当分の敵だと感じた。学生の9割がアメリカ人という中で、アジア人、しかも英語のあまりできないと言われている日本人が到底ネイティブに太刀打ちできるわけがない、でもやるしかない。この逃げられない場で私にとって毎日が戦いだったと思う。言葉の壁も文化の壁も壊してやろうという気持ちで一日一日を過ごしていた。また、今まで東京で生まれ育ち、家族と共に暮らしてきた私にとって、地球の裏側の田舎で寮生活を送ることは想像以上に大変でまた、楽しくもあった。私が住んでいた寮は1年生が多く、元気の有り余った生徒が毎晩走り回ったり叫んだりしている。到底勉強することなんかできない。もちろん怒りがこみあげてくることもあったが、その無邪気な学生たちを見ていると笑みがこぼれてしまうこともしばしばあった。この目まぐるしい生活の中で普段気がつきにくい小さな幸せや人の有難さを感じることができた。
沢山のいい友人に出会えたことは一生の宝だとひしひしと感じる。また、前述にある言葉や文化の壁を乗り越えてきた同志でもあるので、より一層絆は深い。数が少ないとはいえ留学生も世界各国から集まっている。特に仲良くしていたのは情熱的なスペイン語話者の方々。仲間意識が強く、仲が良くなると本当の家族のように助け合い、励ましあう。帰国して一か月経った今でも毎日のようにメールのやりとりをしているのはこういったお国柄なのであろう。アジア人の友人はベトナムや中国人が多かった。アジア人特有の悩みを打ち明けあい、落ち着いた雰囲気でお互いの展望や今までしてきたことを語り合ったことは今でもよく覚えている。勉強は1人でやるものではないということもここで学んだ。クラスの中でも自身の勉強もあるのに私を懸命にサポートしてくれた友人たちがいた。一緒に教科書を読んで話し合ったり、レポートの課題があれば添削をしてためになるアドバイスをくれたりと本当にお世話になった。しかもそうやって手を差し伸べてくれる友人に限ってとても優秀な生徒であることは偶然ではないだろう。本当にどれも自分ひとりでは到底成し遂げられないことばかりであった。英語が苦手だとはいえ、真心と謙虚な気持ちがあれば理解し、手を差し伸べてくれるのだなと感じた。
また、自分が将来何をしたいかという展望もこの留学を通して明確になった。というのも、様々なバックグラウンドを持つ友人たちと過ごすことで、多種多様な考え方が生まれ、自分が何をしたいか、何になりたいかを明確にすることができた。意外と頓珍漢なアイデアをいきなり言い出す人がいる。それに乗っかる人もいれば他の案を出す人がいる。けれど誰一人としてそのアイデアをバカにする人はいなかった印象を受けた。やる前に恐れてはいけないと学んだ瞬間であった。やらない後悔よりやって後悔、それよりやってまた考えるという姿勢に、ひどく感銘を受け、自分にとってはスッと心のなかに入ってくるものであった。もちろんそれを達成するには沢山の努力と時間がかかるが、それでも挑戦する価値はあると思うし、自分の可能性を十分に試してみたいと感じる。変なプライドをぬぐい捨てることができた今、失敗は恥じるものではないと確信している。むしろ挑戦し失敗してこそスタートラインにたて、その先に色々なものが広がっている。留学はゴールでなく重要な分岐点であった。ここでの経験を糧にこれから自分がしたいことを努力と誇りを持って取り組みたいと思う。
この9か月を通して、今までの学生生活はひと味もふた味も違う刺激的な時間を過ごせた。色々な葛藤の中で大切な友人に出会い、自分の将来を見つけることができたことは一生の糧になることは間違いない。沢山迷惑をかけたにもかかわらずこの素晴らしい機会をくださった日本大学国際交流室の職員のみなさん、いつも応援してくださった友人や先生方、そしてどんな時も支えてくれた家族に感謝いたします。

2015年4月4日

早いもので、4月がやってきました。学校生活の終わりが見えてきて、より一層一日一日を大切にすごさなければと感じる毎日です。
3月10日にはホリーフェスティバルというインドの伝統行事がキャンパスで開かれました。皆でインドのお菓子を食べ、カラーパウダーをお互いに投げ合います。皆でしっちゃかめっちゃかになりながら楽しみました。

先日は、地域のラジオにゲストとして出演しました。初めてのラジオに加えて英語でのトークに終始緊張していました。その日はバングラディシュ、フランス、メキシコ、日本人の四人で構成されていました。皆で楽しくお互いの国の文化などを語り合い、充実した一時間でした。

先日は学校の留学生アドバイザーのお宅にお邪魔しました。留学生が集まり皆で夕飯の様子です。家族が身近にいない留学生にとってこのように大勢で夕飯をゆっくり楽しむ時間は本当に有意義でした。アメリカ、日本、イタリア、メキシコ、ボリビア、スペインなどなど・・・お腹も心も満たされた一日でした。

3月の終わりには Junior/Senior Party という 4 送会のような盛大なパーティが催されました。名前のとおり、大学4年生と大学3年生向けの少し大人なパーティでした。皆で美味しい料理を楽しみ、会場中央にあるダンスフロアで踊りました。このようなパーティは初めてだったのでとてもいい経験になりました。

この写真は学校で開催されたガンのチャリティーイベントです。夕方の4時から朝の4時まで12時間のイベントで沢山の人が訪れました。ダンスを披露したり、自身のガンの経験を共有したりしました。こういったチャリティーイベントがよく開催されるのもアメリカの学校の特徴なのかもしれません。
3月の最初の週が休みだったため、より一層早く時間が過ぎ去ってしまったように感じます。4月になると期末試験に向けて学校全体が勉強モードに切り替わります。最後の最後まで勉強も遊びも全力で取り組みたいと思います。

2015年3月10日

3月がやってきて、少しずつですが春がやってきているのかなと感じるこの頃です。
近頃、あっという間に留学が終わってしまうなと感じることが多いのですが、友人に春学期の方が秋学期より日数は多いということを聞いてとても驚きました。終わりに近づくにつれて時が経つのが早く感じるのは慣れてきた証拠なのでしょうか。
ところで、2月にはルナニューイヤーという中国や韓国などのアジア諸国の旧正月にあたるイベントが行われました。校内でもそれをお祝いするために、食堂ではアジア料理が、そして校内のラウンジにはアジア各国のお菓子が並べられました。この地域にすむアジア人の方々も来校し、ともに旧正月を祝いました。アジアといっても日本に馴染みのない旧正月。とても不思議な雰囲気に包まれてとてもいい経験でした。

2月の下旬にはニューヨークパーティが校内で行われました。ニューヨークのような大都市には多国籍のレストランやカフェがありますよね?それを模したイベントです。食堂では今までにみない沢山の学生や教授たちがこぞって列をなし、様々な国の料理を楽しみました。私も、沢山の料理をいただきました。残念ながら日本の料理はありませんでしたが、アジアセクションもあり、久々に馴染みのある食事にありつけることができました。
また、ラウンジには小さな屋台がカラフルなパラソルとともに並んでいました。ここでも各国のスイーツを楽しむことができます。もちろん学生は無料で楽しめるのでこんないいイベントはありませんよね!私はクレープ(フランス)とジェラート(イタリア)をいただきとても満足しました。また、食べ物だけではなく、ニューヨーカーを思わせるような衣装を来たスタッフの姿もチラホラ見かけました。勉強で忙しい日々を潤す大事なひと時となりました。

3月の第1週は春休みでした。私は友人宅に滞在し、アメリカのローカルな体験を沢山させていただきました。中でも一番心に残っているのは、スノーチュービングというスポーツです。そり遊びに近いもので、ビーチでつかうような大きな浮き輪のようなものをそりに見立てて丘の上から滑るとてもシンプルなものです。スキーやスノーボードなどをやってこなかった自分にとってはとてもとっつきやすいものですぐに楽しむことができました。沢山雪が降り、朝晩は冷えるもの、3月にはいったからか以前程は寒くなく快適に過ごすことができました。
春休みが終わるとすぐに中間試験が待ち受けています。休みといっても中間試験の準備期間のようなものなので、両手放しに遊ぶことができないのがアメリカらしいなという印象を受けました。メリハリをしっかりつけて中間試験に取り組みたいと思います。

2015年2月12日

後期が始まり1ヶ月が経ちました。
前期より生活には慣れたものの、授業はワンステップさらに難しくなり毎日全速力で駆け抜けているような生活です。
1月は雪が降る日が多かったです。友人によると去年よりは大分雪の量が少ないようですが、あまり雪の経験のない私はこれだけでも本当に寒くて外にでるのが億劫になるほどです。寮に住んでいるものの、沢山雪が降ると授業が休講になったりするので、雪が多く降った夜は何人かの学生がここぞとばかりに祈っているのをみかけたりして、面白い一面を見ることができます。
時々参加している日本語を勉強している学生たちへのボランティア活動では、いま折り鶴を沢山折って、千羽鶴を制作しています。
広島に寄贈するために毎週制作にとりかかっています。慣れない折り紙ですが、学生たちと一緒に折る折り鶴は、束の間の楽しみとなっています。
来月にも完成予定です。
後期になると、帰国が目前に迫りつつあり、時間が経つのは本当に早いなと感じる毎日です。慣れた頃に帰国することになるというのは重々承知の上ですが、いろんな友人が今学期で帰ってしまう私を惜しんでくれる姿は嬉しく、また心苦しい時があります。
あと3ヶ月程の期間ですが、最後まで心身ともに健康で、胸を張って帰国できるよう、日々精進して参りたいと思います。

2015年1月4日

12月の2週目は、キャンパス中がとてもピリピリしていました。ファイナルとなると皆人が変わったように勉強に明け暮れます。大学3年生になり、何度も大学のテストを経験してきたはずなのに、やはり英語でのテストとなると今まで以上に緊張しました。私の学校は寮や食堂、ショップもキャンパス内にあるので、移動時間や食事時間などを気にせず存分に勉強に集中することができます。私は英語、フランス語、ジェンダーの3科目の受験でした。ネイティブの学生と比べて、やはりまだ英語のハンデがあるので、早い段階からファイナルの準備を始めました。それでもやはりネイティブの学生と同じ成績を取ることさえ難しいのですが・・・。ここにきてやはりアメリカの学生は本当によく勉強するなと痛感しました。意識が高い学生たちに囲まれるととても刺激を受けます。
ファイナルが終わると途端に生徒たちは実家へ帰省します。冬休み中は寮が完全に閉鎖してしまうため、出ていかなければなりません。私たちのような留学生は母国に帰るか、旅行、もしくは友人宅へ身を寄せることになります。多くの留学生が母国へ帰る中私はアメリカへ残ることを決め、旅行することにしました。丸1ヶ月あるこの休みで行きたいところに全て行ってしまおう!ということで、まずは西海岸へ飛び、ロサンゼルス・ラスベガス・サンフランシスコと周り、東海岸に戻って現在はニューヨークに滞在しています。
西海岸のカリフォルニアはとても暖かく、過ごしやすい天気でした。友人と2人で観光名所や演劇鑑賞をしたり、美術館や博物館にも訪れたりしました。特に印象に残っているのはロサンゼルスです。気候も程よく、沢山の観光地がありまたいつか訪れたいと思う素敵な場所でした。
飛行機からの風景も日本とは違うことがわかります
ロサンゼルスはいたるところにヤシの木が植えられています
ラスベガスは一日中ネオンが光輝いています
1日弾丸ツアーでグランドキャニオンも訪れました
クリスマスはアメリカにとってとても重要なイベントです
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジは天気にも恵まれとても綺麗でした

年越しに年齢・性別・国籍は関係なし。皆で新年を祝いました

ニューヨークのメトロポリタン美術館は丸一日かけても見切れない程の作品の多さ

年末からはニューヨークに飛び、他の友人と合流し年越しを一緒に楽しみました。タイムズスクエアの年越しはとても有名なイベントですが、それを体験するとはとても貴重な出来事でした。どこをみても人・人・人。世界各国から集まった人々が(実際に外国人の比率の方が多い気がしました)集まって大騒ぎです。一生に二度は体験できないであろうこのイベントに参加できてとても楽しかったです。年が明けて現在は家族がニューヨークに遊びに来てくれました。数日の間ですが家族水入らず、久々に団欒の時間を楽しんでいます。
来週には後期が始まります。来期も気を引き締めて勉強に励みたいと思います。

2014年12月3日

時間はあっという間に流れ、もう12月になってしまいました。秋学期も終わりが近づいてきて、焦りを感じるとともに新たに引き締まる思いです。
エリザベスタウンでは11月下旬より雪がちらつく日が出てきました。気温は不安定で、日によってバラつきがあります。12月に入るとグッと寒くなり、いよいよ冬がきたなと感じます。
11月の中旬には学校主催のインターナショナルタレント&ファッションショーに参加しました。タレント部門では友人4人とダンスをし、ファッションショー部門では浴衣を着て歩きました。国際色豊かなイベントで、他にもギターやピアノの演奏、歌を披露する方もいました。ファッションショーではヨーロッパ・アフリカ・アジアのパートに分かれていました。それぞれが国民衣装に身を包みステージを歩きました。2000人のうち留学生は100人にも満たない小さな学校ですが、こうやって留学生が舞台にたち、世界の多様性を表現する場があることはとても貴重な機会だなと感じました。

11月といえばサンクスギビングがアメリカの主要な休日の1つとなっています。11月の下旬の4日間が休みとなり、その間友人宅に滞在しておりました。温かく迎えていただき、本場のサンクスギビングを体感することができました。サンクスギビングでは3Fというものが存在し、家族(Family)、食事(Food)、フットボール(Football)です。家族で食べきれないほどのターキー、マッシュポテトにスープなどを会話と共に楽しみ、食後にはコーヒーとアップルパイを食べながらフットボールを観るのが恒例となっています。名前のとおり、家族や食事など普段言えない感謝の気持ちを伝え合います。今年は写真に写っている家族の他、叔父叔母家族や祖母家族もいらっしゃり、とても大きなパーティーになりました。サンクスギビングの翌日はブラックフライデーという、大規模なセールもこの休日のイベントとなります。私は冬に向けてスノーブーツを購入しました。毎年怪我人が出るほど強烈なブラックフライデーですが、難なく買い物を得ることができました。
3枚目の集合写真は学校で行われたサンクスギビングデーの写真撮影会での1枚です。仲のいい友人と大学内のカフェテリアで食事をしたあと、写真を撮りました。アメリカが11月で1番熱くなる1週間だったのではないでしょうか。
サンクスギビングが明けると期末試験(ファイナルと呼ばれています)がすぐ目前です。
12月の第2週がファイナルの週になるので、楽しいひと時も過ぎ去りスイッチを切り替えて初めてのファイナルに臨みます。皆でファイナルが終わればクリスマスがやってくる・・・!と励まし合っています。
ファイナルは筆記試験の他、プレゼンテーションやエッセイ(レポート)、ウェブテストなど履修している科目・先生によって異なります。私は筆記が2つとプレゼンテーションが待っています。秋学期最後の1週間、再度気持ちを引き締めて勉強に励む次第です。

2014年11月3日

アメリカに来て2ヶ月半、生活リズムにも慣れ、自分のペースが掴めてきました。毎日実りある日になるように奮闘しているこの頃です。
最近はグッと寒くなってきたエリザベスタウン。キャンパス内に滞在しているとはいえ、少しの距離でもマフラーやコートが必要になるくらいになりました。冬はたくさん雪が降り、もっと寒くなると聞いていますので、体調には細心の注意が必要だなと思います。
10月の初旬には Fall Break といって4日間の休暇があります。私は友人宅に寝泊まりし、ずっと行きたかった Pittsburgh に足を運びました。Pittsburgh にはポップアーティストである Andy Warhol の生誕地があります。彼の美術館に行くことをとても楽しみにしていました。他にも Pittsburgh にあるカーネギー美術館にも行きました。他の日には友人の家族と過ごし、アメリカの日常生活を垣間見ることができました。中間テスト前のいい息抜きになったと思います。

Fall Break の後の学校は一気に中間テストの雰囲気になります。すべての科目が中間テストに該当するわけではないので、私は Women and Gender Study の1科目だけでしたが、それでも膨大なページ数を読み、理解しなければなりませんでした。授業についていくだけで精一杯な私にとって理解し、自分の意見を書くのはまた1つの試練でした。幸いにも、仲のいい友達が手伝ってくれると申し出てくれました。彼女は私が理解するまで辛抱強く教えてくれ、私の拙い英語でも質問でも真摯に受け応えてくれました。中間テストまでの1週間、毎日遅くまで2人で勉強と話し合いを重ね、テストに挑みました。日本で当たり前のように毎回受けてきたはずなのに、とても緊張したのを覚えています。2人でAを獲得した時、とても嬉しかったのを覚えています。それまでの疲れやストレスが一気に吹き飛び、達成感を得た時の喜びは今でも忘れられません。
中間テストの終わったあとはイベントの嵐がやってきました。最初は Homecoming という、卒業生や、在学生の家族がキャンパスにやってくる日です。校内の多くのクラブはこの時に模擬店を出店したり、パレードに参加したりします。私は参加している NoBoundaries でパレードに参加しました。下にある写真は皆でパレードに使う装飾品を作っているところで、もう一枚はパレードの写真です。それぞれの国の衣装を身にまとい、町を練り歩きます。少し恥ずかしかったですが、とてもいい経験になりました。

その次の週は日本文化体験の校外学習に参加させていただきました。日本語を勉強している学生と共に茶道の体験をしました。写真をご覧の通り、日本にいるのではないかと錯覚してしまうほど日本文化が再現されていました。久しく日本のお屋敷や文化に身を置くことがなかったので、とても心が和み、改めて自分が日本人であることを実感した1日でした。

10月最後の大イベントはやはりハロウィンではないでしょうか。私は初めて PumpkinCarving に参加しました。皆思い思いのジャックオーランタンを作って楽しみました。その後はもちろん、仮装をして皆でふざけ合ったり、お菓子を食べたりしました。アメリカにとってハロウィンは行事の中でも重要視されるもので、1 か月前ほどから何の仮装をするかが話題に上ってきます。日本にとってあまり馴染みのない行事ですが、こうやって本場で体験できるのはとても貴重なことだなと思いました。
エリザベスタウンの学生は勉強も遊びも全力です。そのメリハリをきちんとしていて、この学校に来てよかったなと改めて実感した1ヶ月でした。

2014年10月2日

秋学期が始まって1か月が経ちました。段々とクラスの雰囲気やスタイルに慣れてきて、未だに普通の生徒と同じように発言することはできないにしろ、なんとかついていけるようになってきました。
わからないところはそのままにせずわかるまで勉強し、各授業の教授と話し合いを重ね、自分の現状を話し、どうしたらもっと授業を理解できるか、発言できるか、勉強を進めていくかについて指導をいただいております。日本にいたときと生活が全く異なり、キャンパス内に住んでいるので、納得がいくまで勉強をし、話し合う時間がたくさんあるのでとても充実しています。小さい大学こその1人1人に対する対応がとても手厚く、理解もあるので、心配することなく勉強に集中できます。そのほかの場面でも、キャンパスでは自分から話しかけるようにし、積極的にイベントや課外活動に参加をしております。
先日は学部主催のワシントン DCへのフィールドトリップに参加し、世界銀行へ行ってまいりました。
発言こそできなかったものの、レクチャーを聞くことによってとてもいい刺激を受けました。世界の大きさに圧倒されるひと時でした。レクチャーのあとは、DCを散策。2日間でホワイトハウスやリンカーン記念館を訪れる強行スケジュールでしたが、疲れなんか忘れちゃうくらい夢中になれる時間でした。
生活面では、ジャパンクラブに参加し、日本語履修者に日本語を教え、会話や漢字のお手伝いを行っております。また、インターナショナルクラブにも参加し、色々な国籍の学生たちとともに、料理をふるまったり、文化について話あったりしており、今月は日本についてプレゼンを行う予定です。思った以上に日本に関心のある生徒が多いように感じております。特にアニメや日本食はとても人気で時には私よりも良く知っている方もいて、とても驚いております。
上の3枚の写真は、International Cookout の様子です。チームジャパンはお好み焼きに挑戦!おたふくソースを探すのがとても大変でした。皆思い思いの母国の料理を作り、とても楽しいひと時でした。
外に出て初めてわかることがあると以前より思っていましたが、予想以上に日本について知らなかったこともありましたし、自分は日本人なのだと気がつかされる毎日です。
アメリカでの生活に慣れてきて、すべてが目新しく、楽しい時期ではなくなってきましたが、ここが一つのステップと心得て、乗り越えていく次第です。

2014年9月7日

二週目の授業も終わり、徐々に授業にも慣れてきました。授業では、毎回大量の宿題がでますが、ルームメイトに聞いたり、クラスメイトに聞いたりととても助けられています。
授業以外にも学校のイベントに参加したり、クラブに参加したりと、積極的に活動しています。
学校の様々なイベントやクラブ以外にも、自発的に日本文化を伝えるイベントを月1度もしくは2か月に1度のペースで開催しようと南さんと話し合いを進めています。幸いにも、日本語専攻があり、日本文化について興味を示してくれる生徒も多く、理解があり、とても助かっています。
こちらの写真は、私の滞在している寮です。各フロアにルームアシスタントの学生が住んでいて、困ったことがあったらすぐに助けてくれます。ここの扉は全部自動的にドアに鍵がかかってしまいます。来て当初の私はそのことを知らずロックアウトしてしまい、よくルームアシスタントに助けてもらいました・・・。
こちらが私の部屋の前です。2~4人一組で共同生活を行います。そして、留学生は必ずネイティブの生徒と同じ部屋になります。私は1年生のNicoleと生活しています。彼女はシャイですが、とても落ち着いたいい人です。
こちらは学校の中にある図書館です。毎日夜中まで空いているので好きな時間に好きなだけ勉強することができます。自分の部屋でなかなか集中できないときや、グループミーティングの時はここを使います。
まだまだ慣れないことばかりですが、毎日精進していきたいと思います。