TOP

留学・国際交流

ケント州立大学 松尾佳起さん(法学部)

2019年5月6日

学校ももうすぐ終わり、帰国する日が近づいてきました。留学生活中には自分の将来について考える時間が十分に取れました。自分が将来関わりたい分野が見つかっただけでも来て良かったと思えます。そしてここで出会った友人は自分の宝です。留学という苦難を共に乗り越えてきた友には何でも相談できる、そしてまた自分の目標にもなりうるそんな友に出会えたことが自分にとって一番留学に来てよかったと思える理由です。留学して本当によかったです。

2019年4月4日

こんにちは。
中間試験が終わり、1週間春休みがありました。自分はNYとTorontoに友人を訪ねに行きました。お金もないので夜行バスでの旅です。Torontoには日本大学の友人が二人いて、一人はワーキングホリデーで来て働いている子ともう一人はトロント大学に自分と同じプログラムで留学しています。二人に会ってTorontoを案内してもらいました。二人とも留学前と少し変わっていて、自分の気持ちをどんどん言うようになっていたり、将来のことをしっかり考え、行動に移していました。二人から良い刺激を受けました。
 
留学中はアルバイトもできないので、日々些細なことに関して考える時間が多く取れます。先日新しい元号が公表されました。もうすぐ平成が終わります。日本では新しいオリンピックのために古いオリンピックの時にできたものが立て替えられたり、名物の喫茶店や洋食屋さんもどんどん閉店しているそうです。僕は生まれて23年間を平成で過ごしてきました。その間世の中は随分変わりました。ロシアも中国も中東もどんどん変わって世界情勢が変わりました。日本のサッカーがW杯に出るのが当たり前になり、大リーグにたくさんの日本人が行くようになりました。携帯電話も随分変わり、今では誰もがスマートフォンを持ち歩くようになりました。 
そんな中、日本のニュースやコラムを読んで、まだ日本人は変化を拒んでいるような気がします。変わる必要がないと思っている人がたくさんいます。それはここアメリカでも同じで、みんな先のことは深く考えずに、今の状態を楽しめればいいと考えています。社会とは一定の距離を置こうとしています。実際明るい未来が描きにくいのも事実です。いよいよ実感が増してきた人口減少や少子高齢化社会、年金問題。震災や環境問題の深刻さに伴う不安。このような不安がある中、自分ら若い世代が矢面に立つ時代がもうすぐ来る。自分たちが決定権を持つ時期がいずれ来る。その前の一定の準備期間の間に何を考え、どんな行動をするかが重要になってくる気がします。
 
こんな話を仲の良い留学生と二人でしていました。留学して様々なことについて考えるようになり、またそういう堅い話をできる友人ができたのも留学して一旦日本という自分の安全地帯から抜け出したからだと最近すごく思います。

2019年3月4日

こんにちは。現在は中間試験期間で、図書館が珍しく学生で溢れています。今回の中間試験は写真など自分の作品を提出する科目が多く、どんなクリエイティブな作品を撮ろうかと日々考えています。いろんなアメリカの友人にアドバイスをもらいながら案を検討しているところです。
寒いのは3月前半までということで春を本当に楽しみにしています。
康を意識しながら中間試験を乗り越えていこうと思います。

2019年2月2日

こんにちは。こちらはとうとう本当のオハイオの冬が来て、学校が何度も休みになっています。
授業も本格的に始まってきました。今期は思い切って前期とは全く違うクラスを取ることにしました。「Computer applications」,「college writing」,「Photography 1」,「Fine art and photography」の4つの授業を受けています。自分は昔から写真を撮ることが本当に好きで、ケントにきて、昔以上に写真にのめりこみ、もっと学びたいと思うようになりました。ケントはファッションの学部とアートの学部が有名で、特にファッションの学部には世界中から様々な人が学びに来ています。そういう人たちと触れ合うことで日々刺激を受け、日々良い影響を受けていると感じています。
「Photography」をもっと学びたいと思っているので、授業を毎回すごく楽しみにしています。
前回は1つのプロジェクトを終えました。プロジェクト内容はケントで知らない5 人に写真を撮る許可を得て、3つの決まった質問をして、その人々のポートレート写真を撮る。そして彼らの回答をまとめ、その写真を決まったウェブサイトに貼り、その人物の説明を書くというものです。このプロジェクトの趣旨はカメラマンの世界では知らない人に声をかけて写真を撮る許可を得ることが普通で、そのことに慣れてほしいということでした。アメリカ人の回答を理解するのが難しく、それをまとめるのに手間がかかりましたが、現地の友人が助けてくれたおかげで、無事にまとめることができました。
寒波の影響で学校が何度も休みになり、まだ授業をあまり受けることができていませんが、来月には他の授業のことも含めて授業内容を詳しく説明していく予定です。
昔から行きたいと思っていたLA のUrban light です。
LA です。暖かい気候がすでに恋しいです。
LA のJapanese town での写真です。久しぶりの日本食に感動しました。

2019年1月10日

明けましておめでとうございます。この1か月はとても充実していました。冬休みの1か月は寮が閉まるため、学生はみんな実家に帰るか旅行に行きます。自分はラスベガスに4日間、ロサンゼルスに1週間、知り合いがいるミシガンにも1週間、残りはケントで一人暮らしをしている友人の家にお世話になりました。ロサンゼルスは本当に暖かく久しぶりに暖かい気候のもとで過ごせました。いろいろと思い出はあるのですが、中でも思い出深いのはJapanese townです。ケントには日本人が作っている日本食レストランがないのですが、ロサンゼルスのJapanese townには日本人が作っている日本食レストランがたくさんあり本当の日本食を食べることができます。久しぶりの味噌汁に感動しました。ミシガンでは友人が現地の知り合いを紹介してくれて新しい友達をたくさん作ることができました。 クリスマスはホストファミリーの夕食に招待していただきました。家族で過ごす大切な時間を共有させていただき感謝しています。 来週から新学期が始まります。今期は新しくビジネスや写真の授業を取ります。授業が始まってから授業について詳しく話せたらいいなと考えています。 気持ちを切り替えてまた頑張っていきます。
ネバダ州の砂漠地帯で撮った夕焼けです。
こちらは朝焼けです。アメリカの空は本当に綺麗で、時間があったら空を見上げています。
ミシガン州の友人のおばあさんが画家で、普段絵を描いている作業場を見せていただきました。家の中の壁には絵がたくさん飾ってあり、すてきなお家でした。

2018年12月5日

もう12月になり期末試験が近くなってきたので、普段は空いている図書館が今は生徒で溢れています。自分は今学期はWorld politicsとWorld geographyを学んでいます。どちらも今まで学んだことがない分野に加えて英語で学ぶということでとても苦労しています。でもworld geographyは面白いです。この授業では大陸ごとに分けてその大陸の地理や文化、宗教を勉強しています。今はアフリカを中心に学んでいますが、アフリカについての知識が以前は全くなく、知らないことばかりで毎回感心しています。特にアフリカの経済成長の早さはすさまじく、さらにこれからは多くの国で人口減少が予想されていますが、アフリカでは人口増加が予想されており、経済成長が続くと言われているそうです。また南アフリカには首都が3つもあるということには驚きました。

僕は今学期に中国語も受講しています。僕の学校では語学の授業は毎日あり、課題も毎日出され、スピーキングとライティングの試験は毎週あります。そういった理由で第2外国語をとらない学生が多いですが、自分のように語学を学ぶことが好きな人には特に受講することをお勧めします。私見ですが、語学はその言語にどれだけ触れるかが重要だと思っています。そのため日本の大学の語学の授業と比べると身に付きやすいと思います。ケントはもう毎日雪が降っており、寒い日が続いていますが少し寒さに慣れてきた気がします。体調を崩さずに今学期を乗り切っていこうと思います。

2018年10月8日

中国のお祭りに参加した時に中国語の先生と撮らせていただいた1枚です。

アメリカでの生活が始まって1か月半が経ちました。授業の予習や課題に追われる日々を送っています。僕はアメリカで中国語の授業を受けています。こちらでは日本と違って語学の授業は毎日あり毎日課題が出ます。少し大変な部分もありますが中国語の授業を受けている生徒は少なからずアジアに興味があるので他の授業に比べて友人を作りやすいです。自分も中国語のクラスメイト数人といつも昼食を食べ、週末も一緒に出かけたりしています。仲がいい現地の友人たちができたので中国語の授業をとって良かったと感じています。あと中国語のチューターと仲良くなり、1週間に1回会って1時間できるだけ中国語だけで会話するように努めています。1年後には中国語も話すことができるように頑張ります。

アメリカに来て最も驚いたことは現地の学生の優しさです。扉を開けて後方に人がいれば開けたままにし、どんなに小さなことでも感謝の言葉を述べ, "Have a nice day."と言ってくれます。このエッセイを書いてるときに日本での生活を思い出していました。日本人は決して知らない人に"I like your jacket."や"Have a nice day."とは言わないなと。こういう日常の些細なことからも学ぶことはたくさんあるなと感じました。
キャンパス内を散歩しているときに木々が夕日で照らされていてとても綺麗でした。
日帰りでナイアガラの滝を見に行ってきました。

2018年9月11日

キャンパス内で撮った夕焼けの写真です。

ケント州立大学に来て3週間が経ちました。来てまず驚いたのは学校の広さです。こちらの学校は大きいとは知っていましたが想像以上で、キャンパスが一つの街を形成しています。最初は授業の教室を移動するのに毎回地図を見ながら移動していましたが、最近は慣れてきて、いい運動になっています。今一番問題視しているのはやはり自分の英語力です。授業内容や友人との会話を理解することが難しく、自分の英語力の低さを日々痛感しています。

食事に関しては親とともに心配していましたが、大学のカフェテリアがレストラン並みに広く、バラエティー豊かなためしっかり栄養のある食事を摂れています。学内に日本食レストランがあり、ダウンタウンにも日本食を食べられる店が多いため日本食には困っていません。
 
ケントには200以上の留学生が世界中から来ており、留学生対象のイベントも多いため、日々様々な国籍の留学生と知り合い、友人もたくさんできました。現在日本が好きな現地の学生が集まるサークルに所属し、現地の学生とともに過ごす機会がすごく多くなりました。みなとても仲が良く、週末には必ず集まっています。その団体にマレーシア人の正規学生が一人いるのですが、仲が良くとても親切にしてくれます。知り合ったばかりのころは彼のマレーシアンイングリッシュを理解することが本当に難しく、苦戦していましたが現在は自然な会話をすることができるようになってきました。アメリカ、特にケントには世界中から学生が集まっており、インディアンイングリッシュやアラビアンイングリッシュ、ネパーリアンイングリッシなど癖のある英語に毎日触れることができます。

オリエンテーション後に知り合った留学生たちです。
出身国は左からインド、ウクライナ、中国、ドミニカ共和国、エジプトです。

現在世界中でノンネイティブ・イングリッシュスピーカーの方がネイティブ・イングリッシュスピーカーより多いと言われています。そのためノンネイティブが話す英語に多く触れることはすごく大切なことだと思います。そういった英語に毎日触れることができるため、ケントに来てよかったと日々感じています。来週から留学生の希望者に一人conversation partnerがつくことになります。これをいい機会に毎日英語を使う機会をどんどん増やしていこうと思います。
 
ケントに来た初日に、留学生と現地の家族をつなぐお手伝いをしている団体と知り合いました。その団体に自分のことをいろいろと聞かれ、自分に興味がわいた家族がいれば向こうから連絡がくるとのことでした。そんなすぐには連絡は来ないのかと思っていましたが、つい先週メールが届き一緒にご飯を食べてきました。とても優しい家庭で、Thanks givingなど学校が休みの日は家に是非来てと言われました。ホストファミリーがいない僕たち留学生にとっては現地の家庭を知るいい機会になるので、彼らと知り合えたことをとても嬉しく思います。
 
これからは寒くなってきますが健康にも気を付けて日々精進していきます。