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留学・国際交流

クレムス応用科学大学 越村優美さん(国際関係学部)

最終報告書

 「大学生活中に絶対に留学する」そう決めて日本大学に入学しました。留学から帰ってきた今、やはり行って良かったと心の底から思います。今回は私が留学することを決めた理由と、実際に留学を通して学んだことや感じたことを書きます。現在留学を考えているけどなかなか一歩踏み出す決心ができない、また何故留学したいのかはっきりわからない、そんな方がいたらぜひ読んで参考にして頂ければと思います。
 まず私には幼い頃から、海外で長期間滞在したいという気持ちがありました。国や地域を問わず、とにかく日本以外の世界を見てみたかったのです。そこに「英語・ドイツ語力を向上させたい」「専門的な授業を英語で受けたい」という気持ちが加わって、交換留学にチャレンジすることを決めました。本部の豊富な交換留学先リストの中でも、興味があった観光学を英語で学び、かつドイツ語を伸ばせる唯一の場所がクレムスでした。「クレムスってどこ?」と、聞いたこともない地名に始めは躊躇していたのが事実です。しかし私にはここしかない!と確信し、クレムスへ行くことを決意しました。
 クレムスに到着し、初めて駅から出た時の事は今でも鮮明に覚えています。そこらじゅうから聞こえるドイツ語にわくわくしました。一週間のガイダンスが終わり、授業が始まると、日本とのある大きな違いを発見します。それは現地の学生や留学生たちの積極性です。クレムス大学は3年制の応用大学のため、多くの授業では知識の応用力を身につけることが目的でした。現地の学生や留学生が授業中に質問や発言をしたり、先生の質問に素早く答えたりする姿を目の当たりにし、自分がまるでただ教室に存在しているだけかのような気分になりました。悔しさと焦りを感じ、彼らの積極性を見習って、間違ってもいいから発言しようと心がけました。またいくつか出されたグループワークでは、留学生の多彩なアイデアや考え方にとても影響を受けました。誰一人全く同じ意見を持っていないからこそ、自分の意見はどんどん声に出していき、賛成反対をはっきり言う。日本では一見強気に思われがちかもしれませんが、結局はそれがグループのベストのためだと気付かされました。こうして海外で、少なくともヨーロッパで生き延びるには積極性が重要であるということを、身を持って学びました。
 学習面以外に多くのことを学んだのは、寮生活です。一つの空間をシェアするルームメイト、階ごとにシェアするキッチン、行けば必ず誰かいる平日の朝食ルーム。寮にいれば毎日必ず誰かと顔を合わせます。異文化を肌で感じたいと思っていた私にとって、国際色豊かなこの寮は大正解でした。料理中に誰か来れば互いの料理を味見しあったり、つい話し込んで一緒に食べたり、本当にみんな家族のような存在でした。友人たちの間でもアジアかヨーロッパか、はたまた南米かなど、出身国ごとに生活スタイルは様々です。それに気が参らず、むしろいつも新鮮に感じ続けられたのは「常にポジティブに」と心がけられていたからだと思います。自分と違うということを面白さとして捉えると、もっと知りたいなと自然に思えるようになります。異なる文化的背景を持った人が集まるこの寮生活で、互いに異文化を尊重し合う協調性がとても身につきました。今では新しい人との出会いが以前の何倍も楽しいです。
 多国籍な友人たちとの生活で、私はある面白い力も身につきました。それは世界各国の英語のアクセントを聞き取る力です。私たち日本人が特有の英語を話すように、多くの留学生がその母国語特有のアクセントを持っています。最初は特にスペイン語なまりの英語を聞き取るのに苦労しましたが、後期ほとんど共に過ごしたスペイン人の友人のおかげで今は難なく聞き取れます。つまり、英語力に自信がないからといって、何も心配することはないということです。実際に発音や文法を気にしすぎて話すのを恐れるより、少し間違ってもいいからたくさん話す方が話す相手も楽しいですし、結果的に綺麗な発音や文法が身につきます。完璧な英語で話す必要はないので、英語力が原因で留学を迷っている方も、ぜひ恐れずに挑戦して欲しいと思います。
 私の留学生活はまさに「光陰矢の如し」で、気づいたら退寮日が迫り慌ててパッキングをしていました。そこまで充実した生活を送れたのは、やはり周りの仲間のおかげです。自転車に乗れない私に一から乗り方を教えてくれたり、暇さえあれば毎日のように集まったりと、素晴らしい友人たちに出会えました。高校時代や大学でも部活やクラスで仲間と過ごすことが一番楽しく、全く別の世界、クレムスでも同じ経験ができたことを本当に嬉しく思います。以前はよく知らなかった国に今は行きたいと思えたり、逆に「優美に出会ったから日本に行きたくなったよ」と言ってくれたり、小さいながらも自分が日本と世界を繋ぐ橋になっていることを実感しました。
 留学を終えた今、私には「日本と世界に貢献する人材になりたい」という夢ができました。漠然としているかもしれませんが、留学を通して得た語学力や、積極性と協調性を無駄にせず何かに活かしたいと強く思います。この10ヶ月は今までの人生で一番濃く、刺激的で、私自身一番成長できた期間でした。しかし留学はゴールではなく、夢の実現への通過点です。今後も努力し成長し続けることを忘れずに、前に進み続けたいと思います。このような素晴らしい機会を与えて下さった日本大学、そして常にサポートして下さった国際交流課の皆様に、この場をお借りし心より御礼申し上げます。
 
ドナウ川沿いのDürnsteinという街にサイクリングへ行った時の一枚。自転車に乗れなかった私も友人たちとの練習の末参加し、無事怪我ひとつなく帰って来られました。色々なことをするのに背中を押してくれる天気の良さと、多くを共に経験した仲間たちに感謝です!

2017年6月5日

こんにちは!Guten Tag!いよいよ帰国まで1ヶ月となりました!時の流れの速さに驚いています。

 

5月は寮の友達の誕生日ラッシュで、サプライズパーティーを3回も開きました(笑)寮のすぐ外にスペースがあるので、そこでみんなで料理を持ち寄って、食べて飲んで話して、誕生日を祝いました。一回目は成功したものの2回3回目となると友達も感づき始めて、最後の誕生日の友達にはサプライズがバレバレでした(笑)グダグダになってしまったものの、企画したり一緒に料理を作ったりといい思い出になりました!

4月の天気は荒れていたものの、最近は天気がいい日が続いています!クレムスに来て驚いたのは、日が沈むのがとても遅いことです。実家の熱海では、夏の日が長い日でも夜の7時半頃には暗くなり始めますが、こちらでは9時半頃にようやく暗くなり始めます!サマータイムが始まってから約2ヶ月たちますが、未だに日の長さに驚かされています。日本にいた時は「天気がいいから外へ行こう」と考えたことはあまりなかったですが、こちらで出会ったヨーロッパの友達は天気の良さにもっと大きく反応する気がします。寮の外のベンチに作ったご飯を持って行き食べることが日課になっています。日本に帰ったらこの日の長さが恋しくなるだろうな〜と思います。
最近はクレムスを離れることを実感し始めて、今までやり残したことはないかと探り始めています。そのうちの一つとして、クレムスの日の出を見に行きました!寮から歩いて15分ほどで、クレムスを一望できる場所に着きます。朝4時に起きてみんなで丘を登り、日の出を待ちました。太陽が出てきた瞬間は本当に綺麗で、みんな一斉に携帯で写真を撮り始めていました(笑)
少し遅いかもしれませんが、クレムスだからこそできることはないかと、残りの期間探って、思い残すことのないように過ごしたいと思います!

 

2017年5月3日

Guten Tag!! こんにちは!

前回のレポートではクレムスは日本に負けないくらい暖かい、とお伝えしました…

ですが!4月中旬から下旬にかけての天気は日本の春とは一味違いました(泣)

気温が20度に達した2週間後にまさか雪が降るとは思いませんでした!雪が降る前日には2分ほどみぞれが降り、その後4月末まで結局なかなか気温が上がらず、一度手放したコートをもう一度着るという始末でした(笑)ここオーストリアでは4月の天気は毎年落ち着かないようで、そのような天気を表すAprilwetterという言葉が存在します。ちなみに意味は「4月の天気」で、そのまんまです(笑)。5月こそは暖かく落ち着いた天気に期待したいと思います!!
さて、去年のレポートでESN
という留学生とのイベントを組織する団体を少し紹介させて頂いたと思います。先月の6日にESN主催のUnited Vocalsというイベントに参加しました!このイベントの概要は、クレムスの大通りで世界平和・愛・平等についての歌を歌うことで、街を歩く人々から寄付を募り、集まったお金をCaritas(国内外援助活動、募金活動を行う国際NGO組織)へ送るというものです。当日までに2回のリハーサルがあり、1回目に集まったのはわずか6人でしたが、2回目はルームメイトや寮の友達も参加してくれて、当日は計14人で約2時間歌いました!

初めの1、2曲目くらいはなかなか足を止めてくれる人がおらず不安になりましたが、徐々に人が集まり始めました。途中から参加してくれる少女や、最後まで見てくれたおじいさんもいて、曲の終わりに拍手を頂いた時は本当に嬉しかったです^^!特にCupsという歌いながらコップを動かす曲では多くの人が注目し足を止めてくださいました。

今まで路上ライブをする人たちを見て、「知らない人たちの前でこんなことができるなんてすごいなあ、勇気があるなあ」と思っていた私ですが、実際に自分も参加してみると本当に楽しくて、恥ずかしさなどすぐ吹き飛びました!募金をしてくださった人々や素晴らしい経験をさせてくれたENSのメンバーに感謝です!

実は3月末に誕生日を迎えまして21歳になりました!!誕生日当日は、友達と寮の共有スペースでパーティーを開きました^^みんなで手作りのご飯を持ち寄る計画をしていたので、わたしは巻き寿司を作りました。ほとんどの友達は日本食レストランやスーパーでしか見たことがなかったようで、手作りの巻き寿司はとても喜ばれました!同時に驚かれました(笑)

日本での誕生日の祝い方といえば、友達同士なら本人に隠れてサプライズを用意するというイメージが強いですが、こちらの文化では誕生日は本人が主体となってパーティーを開いたり友達を招待したりするのが一般的です。日本では自分の誕生日を自分で企画するのはなんだかおこがましいと思ってしまうかもしれませんが、もしこちらで誕生日を迎える機会がありましたら、ぜひ自分から積極的に声をかけてみてください^^!

それではまた次回まで、Auf Wiedersehen

2017年4月1日

Guten Tag! こんにちは!
 
こちらクレムスでは3月末から気温が徐々に上がって、4月に入ってからは半袖で外を歩く日もありました。実家の静岡にいる家族から「日本ではまだコートがないときついよ〜」と聞いて、こちらの方が暖かいことに驚きました。そんなクレムスでも春の風物詩、桜が咲いています!!
クレムスに来てからすでに半年以上が経ちますが、まだクレムスについて詳しくお伝えしてなかったので、今回クレムスはどんなところなのかお伝えできたらと思います。
 
クレムスは首都ウィーンから電車で西へ約1時間半進んだところにあります。大通りLandstraßeの始めにはSteiner Torという塔がそびえています。Landstraßeにはスーパー、薬局、ドラッグストア、雑貨屋、服屋、カフェなど様々な店が立ち並び、生活に必要なものは一式揃えられるといった感じです。ちなみに私の滞在している寮は大通りのすぐ近くなので、買い物に行くのがすごく楽です!
↓こちらが友達とよく行くカフェ、MOYOME CAFÉさんでの昼食です!
大通りの始めから終わりまでは徒歩約15分で、足を止めながら歩いていれば自然と1時間くらい経っている時もあります。 大通りを過ぎてからさらに15分ほど歩くと、クレムスで一番大きいショッピングセンターがあります。寮からは少し遠いですが歩いて行けてしまうので、休日の散歩がてら行くこともあります。
 
IMC大学のキャンパスはGとPの二つがあり、Gは新校舎でPが旧校舎になります。私のとっている授業はほとんど旧校舎行われています。一方、図書館や留学生サポートのオフィスはGの方にあるので、GとP両方に私はよく行っています。
 
先学期は英語、ドイツ語、Tourism & Leisure Management、法学、Personality Trainingの5つを受けました。今学期も英語とドイツ語は続けて受講し、合わせてHospitality Managementと会計学を受講しています。先学期は無事すべてのクラスの単位を取ることができましたが、今のところ会計学に苦しんでいます…(笑)今月の初めに中間テストがありましたが手応えがなかったので、期末とグループプロジェクトで取り返そうと思います!!
 
クレムスは小さい街なので、都会出身の方にはもしかしたらどこか物足りなく感じるかもしれませんが、熱海出身の私にとっては自然豊かで落ち着いていて過ごしやすいです。みなさんご存知のドナウ川沿いでの散歩やランニングは本当に気分がスカッとします。
 
天気が良くなってきたので、最近は寮の後ろにある丘へハイキングしたり、目の前の公園でピクニックをしたりしています。
冬はとても寒くてなかなか寮の遠くには行きませんでしたが、天気が良くなったおかげで色々と新しいことを始めることができています。今月中には街でレンタルできる自転車で、隣町Dürnsteinに行きたいなと考えています!クレムスについての情報をこれからももっとお伝えできたらと思います^^

2017年3月5日

Guten Tag! こんにちは!
今回は春休みのことについて報告していきたいと思います。IMC(クレムス大学)では春休みがわずか3週間しかなく、日大で毎年2ヶ月春休みがあった私にとってはものすごく短く感じました(笑)春休みの間は基本的にクレムスに滞在しましたが、ドイツにいる友達を訪れたり、ウィーンに何回か遊びに行ったり、小旅行もしました。

それではまずはドイツ旅行について^^
ウィーンからドイツフランクフルトへ夜行バスで向かいました。ヨーロッパ国内を移動するバスは学生にも優しい値段で、旅行するときはいつもお世話になっています!
約8時間でフランクフルトに到着し、5時間ほどフランクフルト市内を観光しました。
中央駅周辺はビルが立ち並んでいて東京かと思うくらいですが、10分程度歩けばRömerという旧市街にたどり着きます。そこは駅周辺と全く違う雰囲気です。
フランクフルト
フランクフルト
フランクフルト
旧市街
中央駅に戻ってから、友達のいるマインツへ電車で移動しました!
マインツは活版印刷を発明したヨハネス・グーテンベルクの生誕地だそうです。滞在中には友達がマインツ街中観光へ連れて行ってくれました。
聖シュテファン大聖堂:シャガール作ステンドグラス
聖シュテファン大聖堂:シャガール作ステンドグラス
聖シュテファン大聖堂:シャガール作ステンドグラス
カーニバルのモニュメント
カーニバルのモニュメント
ドイツ三大カーニバルに入るほどマインツでは盛大にお祝いをするそうです!
Staatstheater
友達がよく行くStaatstheater!
オーケストラやオペラを学生は無料で鑑賞できるみたいです!羨ましい!
市内観光プラス、マインツ大学にも潜入させていただきました。敷地はIMCの何倍も広く、キャンパスの数もケタ違いでした(笑)
メンザという学食でのお昼ご飯!メニューも豊富で美味しかったです。

彼女も同じ期間の交換留学生で、お互いの留学生活についてたくさん話しました。最後はセオドア橋で夜景を撮りお別れをしました。これからもがんばりましょう!!
学食でランチ
メンザという学食でランチ
セオドア橋で夜景を撮影
セオドア橋で夜景を撮影

続いてウィーンでは、人生初のアイススケートをRathaus(市庁舎)前で体験しました!ローラースケートすらしたことがなく運動神経も良くないので、どうなることやらと思ったら、やっぱり序盤で転びました…みかねて友達のお母さんが、約2時間ずっと私に付き添って一緒に滑ってくれました(笑)お母さんは週3ペースほどで通っているらしく、本当に上手に滑っていました!

ウィーン市内のいろんなところへ連れて行ってくれるNatalieとご家族に感謝感謝です!!

ドナウ川沿い
ドナウ川沿い

春休み中どこかへ出かけている間は、自分は生き生きしているなと思えたのですが、寮へ帰るとついついだらけてしまう日々が続きました。このままではいけないと思い、健康のためにもランニングを始めました!寮から10分くらいのドナウ川沿いの道は、綺麗な景色でランニングにはうってつけです。

日本でもランニングなど全くしませんでしたが、天気のいい日は本当にいい気分で走れるので、ランニングが好きになりました!新しいルームメイトや寮の友達など一緒に走ってくれる友達がいて幸いです^^これからもなるべく週4回は走りに行こうと思います!

Faschingというカーニバル

2月28日にクレムスでもFaschingというカーニバル のお祭りが開かれ、いつも静かなクレムスの大通りが、昼から夜中までパレードと音楽で大にぎわいでした!ほとんどの人がコスチュームを身につけていたので、私も日本の法被を着て出かけました。パレードではお菓子がばらまかれて、子供に混じって私たちもお菓子キャッチをしました(笑)夜はクレムス市役所の前でライブが行われ、音楽とともにみんなで歌って踊りました♪カーニバル当日は大通りの地面は、パーティーでばらまくような小さい紙や、割れた瓶の破片などでいっぱいでしたが、翌日の朝通るとすでに綺麗に片付けられていて、驚きました。Niederösterreich州で一番大きいカーニバルを満喫できてよかったです!

Faschingというカーニバルの様子
Faschingというカーニバルの様子
Faschingというカーニバルの様子
Faschingというカーニバルの様子
2月下旬から新学期が始まり、クラスで新しい留学生とも出会いました。先学期よりも多くの留学生と友達になりたいので、今学期はイベントにもっと積極的に参加しようと思います!
読んでくださりありがとうございます。それではAuf Wiedersehen!

2017年2月5日

Guten Tag!! 時間が経つのは本当に早く、年が明けてからもう1ヶ月が経ったなんて信じられません…
1月は学期末試験があり、クレムスへ来てから一番勉強した月だったのではないかと思います。国際関係学部では中間テスト、小テスト、課題やレポートなど、学期末試験以外にも成績評価基準がいくつかありました。しかしIMCではほとんどのクラスの成績が、学期末試験の結果のみによってつけられます。チャンスが限られている分、テスト勉強への意気込みと緊張感が増しました。結果が出てないクラスもまだあるので、未だにドキドキしています…(笑)
期末試験が終わりホッとしたと思ったら、今度は半期だけの交換留学生が帰国する時期になってしまいました。ルームメイトや寮の友達など、特に仲が良かった人たちとの別れは本当に悲しいです。悲しいのは、それだけ仲が良かった証拠だと思うので、次の学期でも新しい友達をたくさん作りたいと思います!今まで仲良くしてくれたみんな、ありがとう!!
そしてルームメイトの奈央、5ヶ月間楽しい時間をありがとう!!

オーストリアへ来る前に考えていた、「オーストリアに来たらやってみたかったこと」の1つに、現地の友達の実家へお邪魔するということがありました。そして1月の下旬に、ついに同じ寮に住む友達Natalieの実家へお邪魔させていただくことになりました!
Natalieはウィーン郊外出身で、実家はウィーン中央駅から電車で約25分、さらに車で10分ほどの所にあります。現地の一軒家へ行くのは初だったので移動中もとてもワクワクしていました。到着後まずご家族に挨拶をし、二階の部屋へ!彼女の部屋はとても広く、私の実家の部屋の4倍ほどありました(笑)夕食はお母さんがオーストリアの伝統料理ウィーナーシュニッツェルを作ってくださり、「好きなだけ食べてね」と言ってくださったので、お腹がパンパンになるくらい本当にたくさんいただきました!お母さん特製のシュニッツェルは、衣にかぼちゃの種も使用しているらしく、サクサクの食感がたまらなかったです…!お母さん、ありがとうございます^^!
夕食後は紅茶をいただき、部屋へ戻ってみんなで遅くまでカードゲームをして遊びました。次の日は学校があったので朝早くに家を出ましたが、Natalieのご両親は仕事へ出かけていたので、お隣さんが車で駅まで送ってくださいました。彼女の実家はのどかな田舎町にあり、静かな雰囲気が私はとても気に入りました^^招待してくれたNatalieに感謝しています!ご家族も温かい人たちで、「また遊びに来てね」と言ってくれました。帰国するまでまだまだ時間はあるので、また必ずお邪魔させていただこうと思います!!

2017年1月4日

Prosit Neujahr!! 明けましておめでとうございます!
日本時間での年明けと同時に、日本の家族や友達に新年のメッセージを送りましたが、こちらはまだ31日の午後4時だったのでとても不思議な感覚でした(笑)
2016年最後の日は、ウィーンでSilvester(ドイツ語で大晦日)のイベントを体験しました。至る所でライブやマーケットが開かれ、今まででウィーンを訪れた中で一番大賑わいだったのではと思います!本当に多くの場所でイベントがあったので、学校の先生や友人に年越しするのにおすすめの場所はどこかと聞きました。Rathausというウィーン市庁舎前か、シュテファン大聖堂前のStepfansplatzをオススメされたので、その二つをメインに行ってきました!
夕方に地下鉄をStepfansplatz駅で降り、改札を出るとすでに多くの人で溢れていました。マーケットではクリスマスマーケットと同様、PunschやGlühwein、ホットドッグなどが売られています。他にも豚やクローバー、てんとう虫、きのこなどの小さな置物がたくさん店頭に並んでいました。後で調べたところ、日本の招き猫や門松のような、オーストリアでのラッキーアイテムだったそうです。親指の爪サイズくらい位のものもあり、財布に入れて持ち歩く人もいるみたいです。
午後10時頃Rathaus前の広場に着くと、BGMが広場全体に聞こえるように流れていて、一気に年越しムードになりました。一時間ほど前から年明けのカウントダウンが始まり、ラスト10秒はアナウンスの声と一緒に会場の全員で数えました。年明けの瞬間、花火が市庁舎の両サイドから上がって、会場も大盛り上がりでした!^^花火と同時に流れる音楽がクラシックなのも、とてもオーストリアらしさを感じました(笑)
帰り道ももちろん大勢の人がいて、地下鉄の入り口は入場規制されるほどでした。私たちは徒歩で友達の家に帰りましたが、近くで爆竹の音が何回か聞こえ、その度にビクッとしたのを覚えています…日本の静かなお正月とは一味違う年越しを、ウィーンで体験できてよかったなと思います!「盛大に祝おう!!!」という心意気が、私は大好きです^^!

2016年12月5日

Guten Tag!!こんにちは!
日本ですでに 11 月に東京に雪が降ったと聞いてとても驚きましたが、クレムス にも少し前に初雪が降りました!実家にはめったに雪が降らないので、嬉しか ったです^^
さて、オーストリアの観光地と言えばみなさんどこを思い浮かべますか? 首都ウィーンしか知らなかった私は、出発前にどこへ行こうか調べました!そ して、オーストリアには他にもザルツブルク、グラーツ、リンツなど見所はた くさんあることを知りました。
先月の初めに ESN という団体主催の旅行に参加し、リンツ、ザルツブルクとハルシュタットを訪れました!

1日目の午後に学校から大型バスで出発し、まずリンツへ向かいました。リンツには何があるんだろうと思っていたら、カフェに入り小休憩を取り、リンツ観光はそれで終わってしまいました(笑)その後はザルツブルクのホテルに移動し、夕食をそれぞれとりました。

2日目は丸一日ザルツブルク観光! ザルツブルグは「ザルツブルグ市街の歴史的地区」として世界遺産に登録されています。まずはサウンド・オブ・ミュージックの舞台になったと言われている、ミラベル宮殿に訪れ記念撮影!ちょうど紅葉の時期で、散る葉っぱがとても綺麗でした。

昼食の後、ホーエンザルツブルグ城を訪れました。こちらがお城からの景色です!
夕方にオーストリアで人気のStiegelというビール会社の工場見学をしました!ザルツブルクカードという観光者向けのカードに、入場料とギフト、さらにミニビール3杯無料試飲券が含まれていたので、もちろん見学後は付属のレストランで3種類のビールを試飲しました^ ^
ちなみにザルツブルクカードを持っていると、ザルツブルク内の公共交通機関の運賃や、ほとんどの観光施設で入場料が免除・割引になります!ザルツブルクへ行く時にはぜひおすすめです!

3日目最終日はハルシュタットに行きましたが、天気はあいにくの曇りで、せっかくの景色がよく見えませんでした…かろうじて見えた湖の景色は、少し箱根に似ていて、懐かしさを感じました(笑)ハルシュタットを一番楽しみにしていたので、天気予報をしっかりチェックしてもう一度行こうと思います(笑)ちなみにハルシュタットはザルツブルグ市街からすぐ近くにあり、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として世界遺産に登録されています。ザルツブルグはドイツ語でSalzburg、塩の城と呼ばれてきました。ソルトマインを探検するツアーもあるそうなので次回ぜひ参加してみたいです。

次回の更新では、クレムスのことについてもっと伝えられればと思います!
Auf Wiedersehen!

2017年11月4日

Guten Tag! こんにちは!
今回は10月の初めに訪れたウィーンについての更新をしたいと思います!クレムス駅からウィーン中央駅までは約1時間半と、短いので簡単に行けました。
U Bahnという地下鉄や、道路を走るトラムなど、公共交通機関が行き渡っていましたが、1日目はとにかく歩き、シュテファン大聖堂、オペラ座、ゼセッション等を訪れました。

日本でも有名なあのザッハートルテを、ついに本場Hotel Sacherで頂きました!!今まで食べたケーキで1番美味しかったです(笑)

その日の夜はウィーンに留学している友達のアパートで泊まらせてもらい、これまでの生活について語り合いました。みんな口を揃えて言うのは、とにかく物価が安いということです。スーパーの商品は本当に安く、自炊だけで生活したら日本よりも安く過ごせるのではないかと! さて2日目はシェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、市役所等を訪れました!シェーンブルン宮殿は想像以上の大きさで、全部見て回れなかったほどです…必ずリベンジしたいと思います!
ウィーンには見所がたくさんで正直2日あっても足りませんでした…今回行けなかったベルヴェデーレ宮殿の内部やシェーンブルン動物園などは、またリベンジしていきたいと思います!

2016年10月4日

Guten Tag! 初めましてこんにちは!クレムス応用科学大学に留学中の、国際関係学部3年越村優美です。これから大学生活やオーストリアでの生活についてレポートを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!
大学のオリエンテーション期間も終わり、先週からいよいよ秋学期の授業が始まりました。今期は英語とドイツ語の語学クラス、観光学、法学、パーソナリティトレーニングを履修しています。語学クラスはどちらも10人以下の小規模で、発言や意見交換の機会が多いです。観光学のクラスは30人ほどのクラスで、基本的に先生がレクチャーをしますが、所々生徒に意見を求める事があります。その時に何人かの学生が挙手し意見を述べる中、何も言えない自分に悔しさを感じます。まだまだ受け身で授業を受けているので、今期は積極的な発言を一つの目標としていこうと思います。法学とパーソナリティトレーニングの授業もこれから始まるので、自分に足りないものは何か、クラスの他の学生を観察し見つけたいと思います。
寮についてですが、現地に着くまでルームメイトが誰なのかわからず、何人なのか、どんな人なのか考えどきどきしていました。寮に到着し大家さんからルームメイトが日本人であることを伝えられ、他に日本人がいることに驚いたのと、正直ホッとしたのを覚えています(笑)日本人同士ということで食や生活習慣でぶつかることもなく、良い関係を築けています。ルームメイトはカナダの大学からさらに留学に来ていて英語がとても堪能なので、自然な表現等をたくさん教えてもらっています!

約2週間が過ぎ、だんだん生活リズムも出来上がってきました。同じ寮でできた友達とお互い食事を作って振舞ったり、たまには外食したりしています。ずっと食べてみたかったオーストリアの伝統料理であるウィーナーシュニッツェルを、つい先日食べることができ嬉しかったです。
これからもオーストリアならではのものに、どんどん挑戦していきたいと思います!

9月末にはESNという団体主催の遠足に参加しました。「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」という名で世界遺産に登録されている地域をめぐる遠足で、念願のメルク修道院へも訪れました!修道院はオーストリアでも有数のバロック建築として知られていて、とても美しかったです。教会内部の装飾も豪華でしたが写真撮影が禁止だったので、外の景色をみなさんにシェアしたいと思います!今回はバスでの移動でしたが、電車や観光船を使っても行けるみたいなので、また訪れたいと思います。
それではまた11月に!
Auf Wiedersehen^ ^