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留学・国際交流

ナンヤン理工大学 Kazufumi Shiotsukaさん(法学部)

2019年3月25日

生活状況・授業

授業にも慣れてきて、毎週の授業において自分の言いたいことはしっかりと発言できるようになり、少しながらも自分の成長を感じています。しかしながら、気がついた頃には留学生活は残り2か月を切っていました。

今回お伝えしたいのは、「交換留学の選考に合格するために乗り越えなくてはならないステップは多く、簡単ではないけれど、それを乗り越えたらその人にしか見えない景色が待っている」ということです。これは僕が教わっていたTOEFL担当の教授からずっと言われてきた言葉です。今となって、その言葉の意味がすごく分かります。個人的には、ナンヤンに来て、周りの学生から吸収する事がとても多いように感じています。具体的に言うと、レベルの高い周りの学生のもっと学びたい、さらに吸収したいといった積極的で貪欲な姿勢です。特に、今回のグループメンバーの仲間の1人には、授業中の発言やチームをリードする力など、どれを取っても目を見張るものがあります。得られるものはしっかりと吸収していきたいです。

また、そのような学生達が、競争心のある環境の中で、さらに切磋琢磨しているということです。これは僕が実際に、そのようなコンペティティブな環境に飛び込んで、実際に体験し、肌で感じたことです。議論を重ね、スピーディーにアウトプットをこなしていく周りの姿に、今まで以上に主体的に動いていかないといけないなと僕自身、改めて感じさせられました。この環境にダイブして初めて感じることのできた嬉しさや悔しさといった感情は、ここでしかできない貴重な経験でした。

今現在は、グループワークやエッセイなどの課題が多く出ているため、それらを並行して行っています。ただそれらをこなすだけでなく、グループ内でしっかりと存在感を出し、僕自身が国籍やバックグラウンドの異なるグループメンバーを牽引するレベルまで、力を引き上げることが当面の課題です。この留学生活が終わり振り返ってみた時に、全てのプロジェクトが成功だったと思えるようにしたいです。
法学部の臼井教授と。ナンヤン理工大学と臼井ゼミの学生による研修(英語によるプレゼンテーション・ディスカッション・キャンパスツアー・ディナー等)を主宰しました。
Hive(蜂の巣)と呼ばれる大学内のキャンパスの一部です。授業でもよく使われています。一度見たら忘れないくらいの特徴的な建物なため、観光客の方などがよく写真を取りに来ています。
Hiveの建物の中はこのような感じです。1つ1つが教室になっています。
夜に撮影したHiveです。夜になると照明がつきとても綺麗です。

2019年2月5日

シンガポール留学のここがいい!

私が留学先としてシンガポールをオススメする理由があります。それは、「他の留学先の国と比べて、圧倒的に現地の日本人と交流する機会を得やすい」ということです。具体的に言うと、国の土地柄からシンガポールには、駐在員の方、起業された方、さらには大学院で勉強されている日本人の社会人の方がたくさんいます。そのような方と交流することができるチャンスがシンガポールにはあります。私自身、シンガポールで活躍されている日本人の方から、留学生活のことから進路の話なども含め、多くのアドバイスをいただくことができました。どれも日本では経験できなかった貴重な体験でした。
また、これから留学する学生がよく心配する治安面に関しては、十分安全であり、食事に関しても同じアジア圏のため日本人の口に合うものが多いです。日本食も手に入りやすく、生活環境に関しては文句の付け所がありません。
今回は僕の留学生活の一部を紹介できたらなと思います。

1.大学内の団体・クラブ

Hall 2の皆との一枚。

南洋理工大学の学生は勉強だけでなく大学内のクラブやボランティア活動にも積極的に参加しています。また、学生主体となって学内イベントを盛り上げています。私自身、日本で野球をしていた経験から、寮のソフトボールチームに現在参加しています。このコミュニティーに参加したことによって、僕の留学生活はとても良い方向に傾きました。友人が増え、学内でよく声をかけられるようになっただけでなく、シンガポール人学生とコミュニケーションを取る機会が格段に増えたからです。学内は、現地学生同士、留学生同士でそれぞれ固まりやすい環境があるため、ローカルのシンガポール人学生と交流を深めることができたことから得られた気づきや経験は、僕自身にとって新しい発見でした。

2.就職活動イベント

交換留学中の現地での就職活動イベント(Top Career Asia Pacific 2018)に参加させていただきました。今回は説明会の参加だけでしたが、多くの業種・職種の方のお話を聞くことができました。交換留学中の就職活動に関しては、米国のボストンキャリアフォーラムが一番有名だと思いますが、シンガポールでもこのように日本人向けの就職活動イベントが行われています。シンガポールに留学される方は、是非チェックするべきです。

3.大学院説明会

ナンヤンビジネススクールのアドミッションの方々と日本人のMBA生として来られている方々との一枚。ありがとうございました。

また、大学院説明会にも参加させていただきました。この説明会には、シンガポールだけでなく、世界各国の大学院のアドミッションの方が来ていました。今回、MBA生(経営学修士)としてナンヤンビジネススクールに留学されている日本人の社会人学生の方とお話しする機会をいただくことができました。このように海外で活躍されている日本人と交流することができるのは、シンガポールという土地ならではだと思います。交換留学を希望する学生は、僕自身も含め、将来グローバルに活躍したい、語学と専門性を活かして仕事をしたいと言う人が多いと思います。海外で会うことのできる日本人は同じようなマインドを持っている人が多いため、海外で出会える人との繋がりは特に大切にするべきというのが、僕なりの考えです。このような機会を今後も大切にしていきたいと思います。

2018年10月

留学中の金銭面は?

交換留学を目指している学生の中で、金銭面に関して心配している学生も多いのではないでしょうか?実際に私もその一人でした。まず、交換留学生として選ばれた場合、日本の大学に授業料を納めなくてよいことに加えて、留学先の大学の授業料が全額免除になります。また、航空券代として一部奨学金をいただけます。
さらに、「トビタテ留学ジャパン」や「JASSO奨学金」などといった交換留学生向けの奨学金があります。実際に、私も大学側から推薦していただき、給付型のJASSO奨学金を毎月いただいております。本当にありがたいと感じています。このように、奨学金をいただく可能性が十分にあるというのも交換留学の大きなメリットだと思います。皆さんも是非挑戦してみてください。

学習状況

1.マーケティング

この科目は、大教室での講義と少人数のセミナー授業の2つによって構成されています。講義で扱った内容を用いて、グループごとにディスカッションを行い、そこでまとまった意見を毎週のセミナーの授業で発表し、理解を深めていくスタイルです。授業の質はかなり高いと感じています。さらに、学期中にグループプレゼンテーションを行います。なかなかハードな授業です。厳しい状況の時もありますが、自分ができる限りの予習を行っているため、なんとかやっていけています。

2.経営学

この授業も同様に、講義と少人数のセミナー授業の2つによって構成されています。少人数のセミナー授業では、アジア市場でのケーススタディを扱っています。ビジネス科目に総じて言えるのは、授業内で発言する機会が他の科目よりも多いため、毎授業の予習はもちろん、授業内での積極性が求められます。また、この科目を担当されている教授がとても親切です。

3.中国語

授業の課題で現地の学生と共に中国語でビデオを作りました。とても良い思い出になりました。日本から浴衣を持ってきていたので、日本の文化を伝える良いきっかけとなりました。

日本での授業とは異なり、実践会話重視の授業です。また、授業内の説明等は、もちろん英語で行われるため、英語⇔中国語で理解を深めることができます。先月の体験記でも書きましたが、シンガポールでは中国語も公用語のため、授業で学んだフレーズなどを実生活ですぐに使うことができます。英語のみならず中国語もしっかりと使いこなせるように頑張りたいと思います。

休暇を利用して、留学生と共に、マレーシア、インドネシア、タイへ旅行しました。このように、日本から行くよりもはるかに安い値段で東南アジア諸国へ旅行に行けます。とてもオススメです。

2018年9月

皆さんはじめまして。シンガポール南洋理工大学のナンヤンビジネススクールに留学しています法学部政治経済学科のKazufumi Shiotsukaです。
このレポートを通じてこれから交換留学を目指す後輩達にシンガポールでの生活、そして数ある留学先の中からシンガポールを選ぶに至った経緯を伝えることができたらなと思います。

なぜシンガポール?

欧米、欧州留学が大多数を占める中、なぜアジアのシンガポールを留学先として選んだのか?
まず、留学先にアジアを選んだ理由としては、「今アジアは急成長を遂げている地域であり、私自身、一アジア人としてアジアにとても関心があったから」です。
そして特に、シンガポールの南洋理工大学を希望した理由としては以下の3つです。

1.大学のレベルが非常に高い

私が留学している南洋理工大学は2018年度のQS大学ランキングで世界大学ランキング11位、アジアランキング1位に位置しています。日本大学が提携している大学の中でもトップクラスであると言えます。私は留学先の中でも特にトップスクールのコンペティティブな環境で学びたかったため、この大学を選びました。南洋理工大学では、高い教育水準でビジネス、エンジニア、アート、デザイン、ミュージックなど多岐にわたる学問を学ぶことができます。

2.インターナショナル

シンガポールという国は多民族国家です。それに加えて、南洋理工大学の学生の約30%は留学生です。そのため、様々な国籍・バックグラウンドを持つ学生が世界各国から集まります。実際に、私が受講している中の1つの授業では、受講生の約2/3が留学生で占められています。毎授業で、異なる国籍の学生と接することができるのは、日本の大学では経験するのが難しいのと同時に、日々新たな発見で溢れています。とても良い環境です。

3.中国語

シンガポールでは公用語が4つあり、その中で、基本的には英語と中国語が日常では主に使われています。そのため、英語はもちろん、第二外国語として中国語を学ぶ環境が整っています。英語に加えて、中国語もマスターしたい学生にはとてもオススメです。
私は、日本にいる時から中国語を学習していて、HSK (中国語検定)を受験していたこともあり、シンガポールに来てからも中国語の学習を継続しています。将来は特に、アジア地域の経済発展に貢献したいと現時点では考えているため、今後も中国語学習を継続するつもりです。
キャンパス内での夕食時の一枚。
この日はデンマーク、イタリア、インドからの学生と共にインド料理を食べました。
学食では、日本料理も含め様々な国のご飯が安価(250円〜500円前後)で食べることができます。