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留学・国際交流

ビフロスト大学 青木昭親さん(生物資源科学部)

2017年9月11日

皆さんはじめまして。アイスランド•ビフロスト大学に留学中の生物資源科学部•食品ビジネス学科4年青木昭親です。これから私の留学生活をレポートしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

まずは皆さんアイスランドがどこにあるか知っていますか?アイスランドはイギリスの左斜め上にある島国で、レイキャヴィークは世界最北端の首都です。“アイス”ランドと聞くと相当寒い国をイメージされる人が多いかと思われますが、実際は極寒ではありません。北海道とほぼ同じ寒さです。ただ風が強いため体感温度は気温より寒く感じるかも知れません。

私が留学するビフロスト大学は首都から車で1時間30分ほど離れた場所にあり、大学の周辺には何にもありません。そのため大自然に囲まれた大学で日々勉強しています。現在履修しているのは、Institutional Economics•Icelandic Language and Culture•International Politicsの3つです。授業ではグループワーク•ディスカッションを行いさらに宿題が出されます。まだ私の英語力が足らないため、いつも悲惨な結果に終わるのは言うまでもありません。必死に授業についていくため予習•復習は欠かせません。

生活面では、写真のように寮で共同生活を行っています。みんなでご飯を作ったり、深夜までお酒を飲みながら語りあったりと楽しい日々を過ごしています!まだまだアイスランドでの生活は慣れませんが、友人と協力して乗り越えていきます。

column1 そもそも交換留学って何?

そもそも交換留学をよく分からない方が多いと思います。一言で言うと日本大学本部交換留学は日大の海外協定校へ派遣され、派遣先の大学で1年間授業を受ける制度です。

交換留学生になる方法は以下の通りです。①出願締切時までに希望する派遣先大学が定める受入基準をクリアしていること。②選考試験(日本語と英語の面接)に合格すると交換留学候補生になれます。(参考:平成29年度募集時)

では交換留学のメリットは何か?①留学先の学費が免除される ②単位が認定される③実践的な英語力が身につく④国際感覚が身につく ⑤メンタルタフネスが身につく,など交換留学から得るものは大きいと思います。
そして“今”交換留学生を目指して努力している皆さん。必死になってTOEFLの勉強をされていると思いますが、合格するまでの辛い経験も含めて交換留学であると私は考えています。その辛い経験は交換留学生になった際に必ず役に立ちます。だから諦めず頑張って下さい。

私も交換留学生を目指している時、先輩方の交換留学レポートを読んでいました。自分が交換留学生になった時をイメージし勉強へのモチベーションを高めるためです。
また自分が将来交換留学生になった時にこのレポートをどのように書くかもよく考えていました。「留学生活を報告することは重要であるが、交換留学を目指す人に対して役立つ情報も提供したい」と当時の私は考えていました。そこで考えたのが、columnとして留学生活以外の情報を皆さんに提供することです。
これから私が毎月報告する留学生活とcolumnが交換留学を志す皆さんの役に立てれば幸いです。

2017年10月11日

早いもので、ビフロスト大学に来て1ヶ月が経ちました。アイスランドで過ごす時間は日本で過ごすより早いです。帰国時は「留学生活は一瞬だったな」と思うのでしょう。

1ヶ月経過すると授業形式にも慣れましたが、授業はついていくのに精一杯な状態です。特に厳しいのがグループディスカッションの時間です。他のメンバーが意見を話している中、私は質問する程度の発言しか出来ずにいます。まだ英語力の基礎固めの時期だと思うので、少しずつ英語力を伸ばしていきます。

そして現在は最初の試験へ向けて毎日勉強をしています。授業後の課題に追われる日々が終わったかと思うと、すぐ試験期間へ入りました。勉強は勿論英語でしなければならず苦労が多いですが、充実した日々を過ごしています。

写真は先日行われたダンスパーティーの様子です。みんな独自のダンスを披露し場を盛り上げています!私はダンス経験がなく、最初はガチガチに緊張していました(笑)             
ビフロストではダンスパーティーの他にも毎週様々な種類のパーティーやイベントがあり、学生を飽きさせません!来月にはInternational dinner partyというビフロストの目玉パーティー があり楽しみです! 

column2 様々な留学方法

私が知る限り主な留学方法は3つあります。ここから私なりに解説しメリット•デメリットを提示しますが、私個人の意見のため間違った部分があるかもしれないので注意して下さい。

(1)短期語学留学

最も代表的な留学方法と言えます。実は私も語学留学経験者です。大学2年生の春休みに1ヶ月間、オーストラリア•シドニーに留学しました。
短期の語学留学で英語力を向上しようと考える人がいますが、それは間違いだと思います。短期の場合、大学の長期休暇を使い留学する人が多いです。しかしそれは他の人も同じ考えなので、どこの留学先でも日本人が多く、日本人で固まって行動しがちです。また語学留学は文法中心の授業が多く、日本の授業形式とほとんど変わらないです。

最後に費用が高額です。私の語学留学先は1ヶ月で50〜60万(準備費を含む)ほどかかりました。短期留学では英語力を伸ばすというよりも、海外生活に慣れることが主な目的と言えます。
メリット:①お金さえ払えば誰でも簡単に留学出来る。
デメリット:①日本人が多い ②短期留学では英語力は向上しない ③費用が高額

(2)SAF留学 トビタテ!留学JAPAN

The Study Abroad Foundationを皆さんは知っていますか?交換留学のように学部授業履修をしたい方は必見です。SAFの最大の特徴はTOEFLの点数がある程度且つ一定の学業成績(最低GPA2.0以上)があれば誰でもアメリカの大学に留学出来ることです。

例えばTOEFL ITPscore500はないけれどscore480はあるという人。その方はSAFの語学力強化+学部授業履修プログラムに参加できます。この制度では半期は語学留学をし、半期は大学で実際に授業を受けられます。他にも様々な留学プログラムがありますのでチェックしてみて下さい。
一昔前ではTOEFLの基準点(ITP500•ibt60)がなければ、大学に留学し授業を受けることは出来ませんでした。仮に基準点を満たしても全員が留学に行けるわけではありませんでした。
しかしSAFでは、少し低い基準点であっても誰でも学部授業履修できるようになりました。

ただここでも1つ注意したいことは、費用が高額です。SAFは年間でのプログラムが多く短期語学留学より高額です。私の予想では年間400万〜500万は見積もった方が良いかもしれません。
メリット:①TOEFLの基準点があれば誰でも大学で授業を受けられる
デメリット:①費用が高額
http://japan.studyabroadfoundation.org

(3)トビタテ!留学JAPAN

私が皆さんに最もお勧めする留学制度です!その最大の特徴は英語力•学業成績を一切問わず留学が出来ることです。審査基準としては、「留学計画」と「人物」を書面と面接の方法で問われます。つまり「やる気」を評価対象としているのです!

他にもトビタテには普通の留学制度にはない特徴があります。
1つ目は「理系枠」が存在することです。理系の方々は文系に比べ授業や実験が忙しく英語の勉強時間が取れない人が多い。その結果文系との英語力に差が生まれてしまう。実際本年度の日大の交換留学生は全員文系です。留学へのやる気はあるけど忙しい理系の皆さんは必見の制度と言えます!

2つ目は「返済不要の奨学金」を毎月頂けることです。長期留学の最大の問題点は費用が高額なことです。しかしトビタテでは費用の側面も問題ありません。国や制度により給付額は異なりますが、留学に支障がない奨学金が与えられます。

3つ目は「様々な留学方式」です。トビタテには4つのコースがあり、それぞれ「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」に分かれます。交換留学とは違い多様性に満ちた留学制度がトビタテにはあります。
他にも様々な魅力がトビタテにはありますが、ここでは伝え切れないので是非自分の目で確認してみて下さい!!

メリット:①やる気を評価対象 ②理系枠がある ③返済不要の奨学金 ④様々な留学方式 ⑤年2回何度でも挑戦できる
デメリット:①留学者数に限りがある
http://www.tobitate.mext.go.jp

2017年11月11日

休暇期間にロンドンに行ってきました。アイスランドからロンドンまでの飛行時間は約3時間。ロンドン市内は観光地が密集しているため徒歩でも問題なく回ることができます。ビック•ベン、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院など有名な観光地を回りました。

その中でも最も良かったのが“大英博物館”です。私は特段博物館が好きという訳ではありません。しかし大英博物館は格が違いました。まず超有名な展示品が満載です。私の場合“ロゼッタ•ストーン”を見た時は本当に感動しました。元々高校では世界史を選択し、なぜか先生のロゼッタ•ストーンの解説だけは鮮明に覚えていました。またロゼッタ•ストーンの解読が古代史の解明へつながるというのも、ロマンチックに思えました。そのため本物が見られた際一層感動しました! ロゼッタ•ストーンの他にも感動させる展示品が多々ありました。そのたびに「これが世界史で勉強した〇〇か!」と当時勉強していたことを思い出しました。そんな魅力溢れる大英博物館ですが、残念ながら全て回りきることはできませんでした。今度大英博物館を訪れる際はもっと時間を取り全制覇したいです。ちなみに、これだけ貴重な展示品が数多くあるのに入場料金は無料です。ただ寄付金として5ポンド要求されますが、強制ではありません。

10月の終わりにハロウィンパーティーがありました。

column3 留学先を決める基準

選考試験での面接官の最初の一言は次の通りでした。「君はなぜ辺境地ばかり選んでいるの?」。私の第一候補はビフロスト大学。第二候補はラッペンランタ大学でした。留学先を決めるのに悩むのは当然です。私も1年前相当悩みました。 以下3つのステップは昨年私が基準にしたものです。

①最初に交換留学に合格出来ればどこでも良いと決める。
まず受からなければ何も学べず、成長することが出来ない。
      ⬇︎
②次に目的意識を持つこと。
留学先で何をしたいのかを明確にする。
      ⬇︎
③最後は直感的に自分が行きたい場所を選ぶ。
選んだ国•大学は本当に自分に合っているのかを考える。

ちなみに私の考えとして、交換留学先として人気なのはアメリカではウェスタンミシガン大学、ヨーロッパではオーフス大学だと思います。理由は交換留学の最低基準であるTOEFL-ITPscore500以上で応募が出来るため。また2つの大学は共に有名大学というのも魅力的だと考えます。

もし第一候補ではなく第二候補、第三候補の留学地なったとしても気を落とさないで下さい。最初のステップ“まずは交換留学に合格すること”が大切なのです。悔しい気持ちは分かります。しかしその悔しさを次の目標へ繋げて下さい。

2017年12月5日

アイスランドも本格的に冬の季節に入りました。
外に出る際は上着を着ても寒く感じます。特に風の影響は強いです。日本とは比べものにならないくらい風が強いため、しっかり防寒対策をする必要があります。しかし寒いのは外だけです。室内は暖房が整っているため暖かく快適です。

授業ではIcelandic Language and Cultureが最も苦戦しています。苦戦する理由はアイスランド語の活用形の多さです。まずアイスランド語の名詞は男性•女性•中性の3種の性があります。その名詞は単数系•複数系の2種の数変化に分かれ、さらに主格•対格•与格•属格の4種の格変化を伴います。これに加えて動詞にも活用形があります。アイスランド語の基本的な文構造は英語と同じくSVOです。しかし英語と違い複雑な活用形があるため非常に苦戦しています。

今月はイタリア•ヴェネツィアに行ってきました。一言で感想を述べると食べ物がどれも美味しい。特にパスタの麺が格別でした。ヴェネツィアは日本人の観光客が多いためか、日本語で書かれたメニュー表を置いているレストランも多々ありました。また日本語を覚えているシェフもいます。今回はパスタの写真を撮り忘れたため、街中の写真を載せました。もちろんウェネツィアの景色も最高でした!

column4 英語の勉強 初級•TOEIC

私は英語が苦手です。交換留学生になった今でもそれは変わりません。しかし苦手だからといって、英語から逃げたりはしませんでした。
大学1年生の12月に初めて受けたTOEICのスコアは270でした。このスコアでは英検3級すら合格することは出来ないと思います。しかしその後2年間の英語の勉強を経て交換留学生になることが出来ました。これから私の知る英語勉強のノウハウの全てを3回に分けて書きます。今回は初級•TOEICについて書きます。
初級の対象:アルファベットは分かる → 英語基礎の完成を目指す
TOEICの対象:450点程度 → 600点程度を目指す
最初に英語の勉強をする上で大切なことを3つ覚えて下さい。1つ目は“音読”です。声に出して読む、これが英語を勉強する上で最も大切です。2つ目は“毎日継続して勉強”です。週末一気に勉強するより、毎日数分でも継続して勉強することが大切です。3つ目は“同じ問題を何回もやる”です。
この“音読”、“毎日継続して勉強”、“同じ問題を何回もやる”の3つは絶対に忘れてはなりません。

-初級-

【参考書】
① 中学3年間の英文法を10時間で復習する本
② 超低速メソッド英語発音トレーニング

初級ではこの2冊で大丈夫です。毎日2,3時間勉強した場合3,4ヶ月で基礎は完成できると思います。
①の学習ポイントは左上に表示されている“Kye Sentence”を単語カードに書き、それを全部暗記して下さい。ただ本を読んで英語を理解しても、身につかないと思います。例文の暗記をすることで、より理解が深まります。
②は最初の3つ(Vowel、Diphthong、Consonant)だけで十分です。

-TOEIC-

【参考書】
① TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
② 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
③ 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編
④ 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編
⑤ TOEICテスト公式問題集

勉強の手順としては、まず①・②を完成させる。次に③と④の短文穴埋め問題のみ。次に④の長文。最後に⑤の公式問題を行う。もちろん手順が進んでも前段階の復習は繰り返して下さい。そしてこの手順を1年程度継続して行って下さい。
“公式”問題を薦める理由は2つです。1つ目は同じ問題形式(問題のクセの把握)。2つ目は英語のレベルが同じ。他の参考書を使用すると、問題形式が間違ったものがあったり、レベルが違うのがある。またTOEICには独特の問題のクセがあります。これらを学ぶには“公式”で勉強するのが一番良いのです。
私がTOEICを勉強していた頃は“TOEICテスト公式プラクティス”という参考書を使っていました。しかし現在では、この参考書の恐らく最新版である“公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング”があるので、こちらを薦めます。
もちろんこれらの参考書が全てではありません。他にも良い参考書があると思うので、必要に応じて足して下さい。

2018年1月11日

ビフロスト大学では12月の1ヶ月間は冬休みのため、私はその間ヨーロッパを周遊しました。
行き先はオランダ、ベルギー、ドイツ、スイス、オーストリア、ハンガリーの6ヶ国です。
6ヶ国を移動する際はユーレイルパスを使用しました。大学生のうちにユーレイルパスを使って気長に旅行するのも一つの夢だったので、それが叶って良かったです。
ドイツでは主にクリスマスマーケットを観光しました。クリスマスマーケットとは日本の縁日のように、広場や通りに出店が並び食事や土産物が売られる行事です。
スイスはインタラーケンからユングフラウヨッホまでの登山鉄道に乗りました。ユングフラウヨッホ駅はヨーロッパ最高地点で標高は3571mです。この駅に隣接してつくられた複合施設からアレッチ氷河の眺望を楽しむことができます。写真は山頂からです。
年越しはオーストリア•ウィーンで過ごしました。ヨーロッパの年越しで有名なのが、花火を打ち上げることです。私も市内の中心地へ行きウィーンの年越し花火を見物しました。そしてビフロスト大学では1月1日から新学期が開始するので、ウィーンの後はすぐにアイスランドへ戻りました。

column5 英語の勉強 TOEFL ITP

TOEFL ITPの勉強でも、前回示した“英語の勉強をする上で大切なこと3つ”が基本です。
特に音読。個人的には、音読をしないと英語力は上がらないと思います。

-TOEFL ITP-

【参考書】 ①TOEFLテスト英単語3800
②全問正解するTOEFL ITP TEST 文法問題対策
③TOEFL ITP TEST リスニング完全攻略
④TOEFL ITP(R)テスト 公式テスト問題&学習ガイド
 
①の英単語は声に出しながら覚えることはもちろん、できれば紙に書きながら覚えるのが効果的です。
文法は②を完璧にすれば、全く問題ありません。②を信じて参考書に沿って勉強して下さい。
リスニングでは③の教材を使うことをオススメします。しかしこの教材はpart Cの音声時間の長さが間違っています。そのためpart A,Bを勉強する際に使用して下さい。
リーディングに関してはオススメできる参考書はありません。ただ最近リーディングに限らずTOEFL ITPの参考書が増えているように思います。その中から自分に合った参考書を選んで下さい。
 

2018年2月•3月

アイスランドは相変わらず雪が多く寒く風が強いです。1月下旬のビフロスト大学は写真のような感じです。一面真っ白な世界です。
今回は私が週一で通うスーパーマーケットを紹介します。BONUSとnettoの2つです。BONUSの特徴はとにかく安い点です。それに対しnettoは鮮度が高いのが特徴です。なので私は冷凍食品や缶詰はボーナスで購入し、生鮮食品はnettoで買うようにしています。ちなみに私がオススメする食品は「Ristorante Pizza(冷凍ピザ)」と「yumyum chicken flavor(チキンラーメン)」です。どちらもアイスランド以外でも購入可能です。是非ヨーロッパに来た際は試しに買ってみて下さい。私は基本的には毎晩パスタばかりを食べていますが、稀にこの2食を食べています。最後に何故週一で通うかというと、ビフロストの周囲にはスーパーなどがないため、隣町まで買い物に行くためです。その際はビフロストのバスで留学生のみんなと買いに行きます。最初は少々面倒でしたが、慣れれば問題ありません!
1月の末には、アイスランド大使館による新年会に参加しました。新年会では写真の通り日本食が振舞われました。ちらし寿司、おでん、焼きそば、おしるこ‥どれも久しぶりの味で感動しました。新年会には長年アイスランドに住んでいる日本人の方々と会うことができ、色々と為になる情報を頂くことができました。
さて私の留学も半分は終わり、あと4ヶ月間になりました。残りの留学もコツコツ頑張ります。

Column6 英会話

英会話を上達させる方法は一つだけです。それはとにかく「外国人と喋りまくること」です。単純ですが、もうやっぱりこれしかありません(笑)。ただし何にも英語の知識がないまま上達するかというと、そうではないです。基本的な文法とリスニングがないと上達するスピードは遅いと思います。ちなみに文法を身につける上でのオススメの参考書は「瞬間英作文」です。リスニング能力を身につけるには、以前から何度を書いているように「英語の音読」です。しかしこの基礎以上に英語でコミュニケーションをとる経験の方が大切です。これを忘れないで下さい。

2018年4月

私の留学も残り1ヶ月になりました。4月になるとアイスランドも完全に雪が溶けて地表が見れます。雪解けと同時期に始まるのが白夜です。帰国間近の4月後半では朝6時程に日が出て夜22時程まで日が照っています。環境の変化で体調を崩すなどはありませんが、時間の感覚は狂います。しかし私としては日が長く照っている分少し得した気分になり悪くないです。
授業面は月末のテストへ向けて日々課題をこなしています。今期私はgame theoryとinternational businessを履修しています。game theoryは今までのようにただ理解して覚える勉強に加え、若干の数学的思考が必要なので苦労しました。(私は数学は苦手なので) それでも授業形式は変わらず、先生が生徒に意見を求めたりデイスカッションをし課題を行いました。留学を8ヶ月程するとデイスカッションでも少しはしっかりとした意見が出来るようになりますが、まだ流暢には到底話せません。私の場合リスニング力が留学当初と比べ伸びた感じがします。やはり英語を声に出して話すのは大切です。

Column7 ビフロスト大学を志望する方へ

最後のColumnで私はビフロスト大学の魅力を2つ伝えたい。
①勉強に集中できる
まずは勉強に集中できます。以前書いた通りビフロスト大学の周りには何もなく隣町まで車で30分かかります。そのため他の国の留学先と違い娯楽が一切ありません。故に自然豊かな環境の中で勉強に集中できます。ただ一人でいても暇になってしまうので、みんなで映画を見たりトランプをしたりお酒を飲んだりと他の留学生と濃い時間を過ごすことができます。そのような経験の中で国際的な見識を高めることができ学びに繋がります。
またある留学生から聞いた話では、やはり日本人が多い留学先だと日本人と行動し日本語を話す機会が増えるので、英会話の勉強には適さないらしいです。それに対しビフロスト大学では日本人は2,3人程と少ないため英会話の勉強に適した環境です。
②学内からオーロラが見れる
学内からオーロラが見れる大学は珍しい。これはビフロスト大学の大きな魅力だ。私はビフロストに留学中10回程オーロラを見るチャンスがあったが、しっかり見れたのは1度だけでした。オーロラは基本的に30分程しか出現しなく、また鮮やかに見れるのは10分ほどしかない。そのため私は何度も見逃してしまった。これからビフロストに留学する方は他の留学生との情報共有を密に行いオーロラを見逃さないでほしい。ちなみに他の留学生はAuroraではなくNorthern lightsと言うので気をつけてほしい。
http://en.vedur.is/weather/forecasts/aurora/ (←アイスランドのオーロラ予報)
写真は帰国直前に撮った教室と私の部屋です。