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学長ブログ

2022.11.14

司法試験合格への更なる期待

 令和4年10月20日(木)、日本大学大学院法務研究科の令和4年度司法試験合格祝賀会が開催され、林真理子理事長とともに出席しました。小田司同研究科長・法学部長の挨拶、理事長の祝辞に続いて、私から最難関の試験に合格された皆さんの計り知れないご努力やご苦労に、心からの敬意を表し、これから司法修習生として一層精進され、法曹界で活躍されることへの期待をお伝えしました。
 今年度の司法試験では、本学から24名が合格し、過去10年で最も多い合格者数となりました。全国の法科大学院の合格者数ランキングでは第11位でした。また、合格率は過去最高の32%で、20名以上の合格者を出した全国の法科大学院中第10位、私立大学の中では第3位となりました。この素晴らしい結果は、合格された皆さんのご努力の賜物ですが、昼夜開講や早朝から深夜まで個人専用デスクが利用可能な自習室、教員の熱心な指導など、法学部と連携した法務研究科の教育環境や支援体制が、一人ひとりの学びを後押しできた結果であると思っています。
 本学は、明治22年(1889年)創立の日本法律学校をその前身としています。小田司法学部長は「司法の日大」の復活を掲げ、プレゼンスを向上させるための新しい施策を実行していますが、この司法試験合格祝賀会は、まさにその幕開けを祝うものでもあったと考えています。法学部には、法曹コースが令和2年に設置され、今年の4月にはその一期生が法務研究科に入学したと聞きました。学部と大学院における教育の連携が一層強まり、今後の司法試験合格者数及び合格率が一層向上することを期待しています。
 合格者の中には、法学部卒業後直ちに法務研究科に入学した方、他大学を卒業した後に入学した方、付属校から法学部を経て入学した方、仕事や育児と両立しながら学びを続けてきた方など、さまざまなバックグラウンドの方がおられました。環境はそれぞれ異なりますが、同じ目標に向かって歩み、果敢に挑戦し、結果を残すことの大切さを強く感じました。
 在学生の皆さんも、ぜひ自身で目標を立て、それに向かって挑み続けてください。努力した分だけ、結果が残ると確信しています。

日本大学学長
酒井 健夫