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学長ブログ

2023.5.12

第16号 日本大学の優れた就職サポート

 日本大学では、全学部の初年次学生を対象に、自主性と創造性を養うことを目的とした全学共通教育科目「自主創造の基礎」を、平成26(2014)年度から開講しています。本科目は、主体的に学ぶ喜びと積極的に参加する姿勢を養い、それにより本学の教育理念である「自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく」の自主創造型人材を育成することを目指しています。
 初年次学生を対象としたもう一つの全学共通教育科目「日本を考える」は、令和2(2020)年度から一部の学部において開講され、令和5(2023)年度からは全学の学生を対象としたオンライン授業で開講されています。近代に向かう日本、日本文化の特徴、日本の労働、日本が直面している地球環境問題の現状、日本の家族のあり方、日本の最先端から考える未来等の課題に向き合い、理解を深め、日本大学マインドの獲得を目指します。
 このように初年次から社会が期待する人材を育成することは、最終学年での高い就職率に結び付き、「優れたキャリア教育、就職サポート力を持った日本大学」と言われていることにつながります。
 私は、令和5年2月25日に日本大学会館大講堂で開催された令和4年度第3回日本大学公務員試験面接ワーク&実践講座に、また同年3月3日に東京国際フォーラムで開催された日本大学合同企業研究会・就職セミナーの2つの就職サポート企画に参加しました。
日本大学公務員試験面接ワーク&実践講座では、面接ガイダンス、グループワーク、自己分析ワーク、集団模擬面接、個別模擬面接、面接カードの添削と指導等の多くのメニューが、参加した60人の学生のために用意されていました。学外のアドバイザーによる熱心な指導、公務員として活躍している本学卒業生及び3月に卒業した公務員就業決定学生が後輩にアドバイスを行うコーナーもあり、有意義なプログラムでした。
 また、日本大学合同企業研究会・就職セミナーは、平成12(2000)年以来、今回で第24回目となる歴史ある就職サポート・プログラムで、265企業・団体等と1,750人の学生が参加し、大盛況でした。東京国際フォーラムの1フロアを貸し切りにして就職セミナーが開催できるのは日本大学だけであり、いかに関係者が協力して長年にわたり就職支援を強固なものとしてきたかがうかがえます。両企画とも、本部及び各部科校の就職指導課の皆さんの協力と尽力によって、成功裏に終了しました。
 前述しましたように日本大学には、初年次の学生が卒業後の進路を早い段階から意識し、有意義な学生生活を送ることが出来る教育プログラムと共に、様々な就職支援プログラムが準備されています。これは、学内外の関係者の努力とアイデアの結集であるばかりではなく、企業や自治体の情報の提供があってこそのことであります。さらに、本学では独自の就職支援サイト「NU就職ナビ」の利用により、求人情報、卒業生情報、卒業生からの就職活動報告書などの情報を本学の学生は誰でも得ることが出来ます。
 学生の皆さん、本学の素晴らしい就職サポート体制を今後も大いに活用してください。
 
日本大学学長
酒井 健夫