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学長ブログ

2023.9.21

第24号 第1回教学DXセミナーに参加して

 令和5年9月1日(金)、日本大学会館で開催された『教学DX(Digital Transformation デジタルトランスフォーメーション)戦略委員会(委員長:中村文紀理工学部准教授)』主催の第1回教学DXセミナーに出席しました。
 セミナーの冒頭、本学アメリカンフットボール部の学生が麻薬及び向精神薬取締法違反で起訴され、同部の合宿所が2回にわたり家宅捜索された件で、教職員の皆様にご心配とご迷惑をかけたことを、お詫びしました。
同委員会では議論をスピーディに進め、これまでに2回の中間答申が出されています。今回のセミナーは、その答申にあります本学の教学DXを推進する上で重要な『教学情報収集・分析基盤』の完成報告でした。1年という短期間で、これを構築されたことに対し、関係の教職員の皆様に心より感謝申し上げます。
 「通称D-CAS(ディーキャス; Data Collection and Analysis System)と称するこの情報収集・分析基盤は、本部及び部科校が所有するデータから学生個々の学修成果の可視化を進め、多角的な『オーダーメイド型サポート』を行うための第一歩となるものです。言うならば、教学データを一元的に集約し、分析し、教育支援に反映するものです。」
 「本学には、他大学にない豊富な教学データがあり、その活用により、教学環境の整備充実が図れると確信しております。従って今日のセミナーは、全学的な教学DX推進のスタートとなります。なお、本プロジェクトは、データの収集が目的ではなく、いかにそのデータを活用し、有用な情報を導きだすことができるかを考えることが肝要であります。」
 「教学DXについては、令和4年9月11日の学長ブログ第1号『学生のみなさん、はじめまして』の中で、お伝えしました通り、分散型キャンパスのデメリットをICTやネットワークを利活用して最小化し、新しい教育システムを実現することが目的です。学生一人ひとりに適切な教育環境を整備し、オーダーメイド型サポートを実践し、学生の夢の実現に繋げられるようにするものです。」
 セミナーでは、参加した教職員に対し、上記の点を考えて対応いただきたい旨お願いしました。
 学生の皆さん、皆さんが本学で勉学に励む上で大きな味方になる「教学DX」に期待してください。
 
日本大学学長
酒井 健夫