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学長ブログ

2023.11.29

第29号 令和5年度付属高等学校等英語スピーチコンテストに参加して

 令和5年10月19日(木)、日本大学会館で第42回の日本大学付属高等学校等英語スピーチコンテストが開催されました。
 この英語スピーチコンテストは、過去3年間は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって中止され、4年ぶりの開催です。付属高等学校26校から選ばれた生徒の皆さんは、4分間と限られた時間内で、十分に力を発揮され、優れたスピーチを発表されました。
 本スピーチコンテストは、英語での表現力を向上させ、より優れた英語の総合的能力の達成と国際的な視野を備えた人材の育成を目的としています。出場資格は、付属高等学校等に在籍する生徒の皆さんで、過去2年間に英語を母国語とする国での生活体験が1年未満の方とされています。
 表彰式では審査員長のジュリアン・マニング芸術学部教授から入賞者の発表と講評があり、第8位から第2位までは大貫進一郎副学長から賞状とトロフィーが授与されました。第1位の学長杯を獲得したのは、札幌日本大学高等学校のシンクル葉夏さんで、タイトルは「Am I going to be a victim of gender inequality?」という現代社会における女性の地位について疑問を投げかけ、ジェンダー平等は社会課題の解決策であるというスピーチでした。私は優勝の賞状及び優勝カップをシンクル葉夏さんに授与し、祝福しました。
 英語が国際共通語と言われる理由は、国際コミュニケーションの手段として世界中で用いられていることです。例えば国際ビジネス、国際会議、マスメディア、インターネット、航空管制、機内や空港アナウンスなど、あらゆる場面において使用されている共通語なのです。
 出場の皆さんにとって、このコンテストにチャレンジしたという自信は、これからの人生において必ず力になると信じます。また、同時に他の多くの代表のスピーチを聞き、様々な考え方に触れ、理解することにより、世界に対する視野も広がったと思います。今後とも、このコンテストに出場したことをきっかけに、英語への一層の関心と広い視野がもたらされることを願っています。
 なお、お忙しい中、審査に当たられた審査員長のジュリアン・マニング教授、法学部のロックリー・トーマス准教授、経済学部のリチャード・パウエル教授、経済学部の久井田直之准教授、国際関係学部の宗形賢二特任教授には、深く感謝いたします。また、出場された生徒の皆さんを引率され、声援を送られた先生方、ご苦労様でした。御礼を申し上げます。


 
日本大学学長
酒井 健夫