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希望の持てる経済システム―人的資本の将来像―

経済学部創設百周年記念国際シンポジウムの成果を「二十一世紀の日本の進路を問う」をテーマに集録した。日本経済の混迷の打開は大学・教育改革の推進にあるとし、日本、タイ、韓国、米国、英国の第一線の研究者をパネリストに迎え、国際的な視点で解明を図っている。

二つの基調講演があり、「日本経済システムの構造改革」は宇沢弘文・東大名誉教授、「21世紀の大学の進路」は清成忠男・法政大前総長。全四部構成で、第一部は日本経済の過去十年余の停滞、その教訓は何か、どう変わるべきかの多彩な議論。第二部は宇沢弘文氏特別インタビュー。第三部は大学の二十一世紀の役割と意義について示唆に富む議論。第四部は既述論文の英文原文。研究者・エコノミスト十二人のシンポジウム報告書だが、これからの研究者・大学生のための易しい経済学入門書としても推薦できる一冊。

書籍名 希望の持てる経済システム―人的資本の将来像―
著者名 日本大学経済学部・編
月号 2006年春季号 No.107
価格 3,000円(税別)
出版社情報 東京都新宿区早稲田鶴巻町533、文眞堂