1号館の建築
理工学部の旧1号館は学部草創の時代から七十二年の歴史を刻み続け、新1号館に引き継がれた。この新旧建物の二冊からなる記録保存版。
駿河台キャンパスの中でシンボル的存在だった旧1号館は、ネオゴシック建築ながら、虚飾を廃し、適応性のある実用的建物だった。その外観や内部の写真は清水襄氏。「建設の背景と経緯」「技術、意匠、計画」「設計図書にみる構造と仕様」を、片桐正夫、大川三雄、清水五郎ら教授陣が執筆。さらに発掘された資料図面の一部が掲載されている。
一方、新1号館はガラスを多様した透明性の高い、都市に開かれた大学のイメージを象徴するかのように、開放的な正面からなっている。北嶋俊治氏の写真を中心に構成され、「新1号館の建築」「新1号館の設計」の解説は、高宮眞介、石丸辰治、早川眞、木村翔ら教授陣が執筆を担当している。
書籍名 | 1号館の建築 |
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著者名 | 日本大学理工学部・編著 |
月号 | 2003年夏季号 No.96 |
価格 | ー |
出版社情報 | 東京都千代田区神田1-8-14、日本大学理工学部 |